軽貨物車両といえばエブリイやハイゼットというイメージです。
しかし、こちらの方法を使えば
あらゆる軽自動車が軽貨物として使えるようになります。
軽バンのエブリイ、ハイゼットはおすすめしない
フードデリバリーを業務として請け負う際、乗用車タイプの軽自動車が軽貨物で登録できるため、ここではハイゼットやエブリイ、NV100クリッパーといったいわゆる軽バンは除外しています。
実際にエブリイでフードデリバリーしてましたが燃費悪すぎてコスパ悪すぎるため、エブリイやハイゼットのようないわゆる軽バンはフードデリバリーだけの用途ではおすすめ車両とは言えません。
※Amazonの宅配もやるならエブリイもおすすめです
以下にフードデリバリーおすすめ車種をピックアップします。
ウーバーイーツでおすすめの軽貨物車両
フードデリバリーで使うなら
- 燃費重視
- 小回り重視(最小回転半径)
- 休憩の心地よさ
- 車両価格のやすさ
このあたりを重視して選ぶと購入後、実際に配達していて満足度が高まると思います。
おすすめ1位
スズキ ワゴンR MH34S
軽貨物で使用するには構造変更手続きが必要です。
(必ず黒ナンバーの事業用車検を通す必要があります)
フードデリバリーで使う車種としておすすめはワゴンRです。
中古のワゴンR MH34SSというモデルが特におすすめです。
ワゴンRはMH21S,MH23SそしてMH34Sと世代が進んでます(最新はMH44S)
メリット
MH34型ワゴンRは
マイルドハイブリッドで市街地の燃費がいい
この特性がフードデリバリーで非常に強みとなります。
さらに広大な車室空間が休憩時のメリットになります。
MS21世代から続くリアシートの折りたたみによるフルルラット化
これにより身長180センチ台の男性でも体を伸ばして寝る事ができます。
最小回転半径は4.4mなので、東大阪の近畿大学周辺や八尾市、松原市の厳しい細道での小回りも問題無いレベルです。
想定されるフードデリバリー時における燃費
大阪市内など渋滞過多エリア
平均燃費
- 夏季エアコンつけっぱなし 16km/l
- 春秋冬季エアコン付けない 18km/l
ニュータウンなど郊外エリア
平均燃費
- 夏季エアコンつけっぱなし 21km/l
- 春秋冬季エアコン付けない 24km/l
燃費による経費削減
ワゴンRのマイルドハイブリッドなら燃費による恩恵が大きいです。
エブリイ、ハイゼットの1.5倍程度の燃費効率です。
これにより月間で節約できるガソリン代は
1日20件配達 140km走行として月間でガソリン代が1万円以上安くなる。
時期によっては2万円程度変わってくることもあります。
年間の維持費軽減に大きく影響します。
デメリット
デメリットは特に感じません。
しかし、フードデリバリー以外にAmazonフレックスなど宅配業務への応用を考えると、積載量はエブリイやハイゼット、ホンダN-VANに比べて不利になります。
おすすめワゴンRのグレード
MH34Sのターボグレード中古
価格が手頃で程度の良い車体も多いグレードです。
ターボにすることで平均燃費はやや落ちますが郊外で長距離移動時の快適さがドライバー職としての心地よさにつながったりもする。
また仕事以外のレジャーで遠出するにもターボ車でマイルドハイブリッドのグレードなら快適かつ低燃費のコスパで文句なしのクルマと感じることでしょう。
最新のMH44型
中古なら新車よりも3割安く入手可能。MH44型では待望のクルーズコントロールがついたモデルもあります(スティングレーMH45S)。宅配業務でクルーズコントロールがあると右足の負荷が非常に軽減されます。
中高年で今後の自信の体力の低下を考えるなら、こういった便利で楽に運転できる機能がついたモデルを検討するといいです。長く愛せる車両になることでしょう。
おすすめ2位
アルト L
軽貨物で使用するには構造変更手続きが必要です。
(必ず黒ナンバーの事業用車検を通す必要があります)
アルトには改造不要で軽貨物登録ができるアルトバンというモデルもあります。
しかし、アルトバンは5AGSというギアを採用しており、乗り心地、操縦感覚がややぎこちなく不安に感じるというレビューも多いモデルです。しかしながらカタログ燃費ではリッター26kmと非常に優秀なモデルです。
一方、アルトLというモデルではギアはCVTを採用。さらにスズキのマイルドハイブリッドを搭載、非常になめらかで自然に加速し、必要にして不足ないトルクと軽自動車最軽量の部類となる軽量社外の恩恵で街中の信号ダッシュでは他車を引き離すような力強い加速を感じることもできます。
燃費はカタログで34km/lと軽自動車ではNo.1です。
想定されるフードデリバリー時における燃費
大阪市内など渋滞過多エリア
平均燃費
- 夏季エアコンつけっぱなし 17km/l
- 春秋冬季エアコン付けない 19km/l
ニュータウンなど郊外エリア
平均燃費
- 夏季エアコンつけっぱなし 22km/l
- 春秋冬季エアコン付けない 25km/l
デメリット
フードデリバリーだけを考えるとデメリットは特に感じません。
しかし、フードデリバリー以外にAmazonフレックスなど宅配業務への応用を考えると、積載量はエブリイやハイゼット、ホンダN-VANに比べて不利になります。
さらに、午前、昼間、夕方、夜と
時間帯別でフードデリバリーのピークタイムがあります。
ピークタイム外で車内での休憩を考えるとシートを倒すだけでフルフラットになるワゴンR、スペーシア、ハスラーといったボックスタイプの車両ほどのリラックスはできません。
休憩で真横になって寝るほどでもない!という人には問題ないことですが、フルタイムで運転するなら横になれるかどうかは重要な機能と感じるはずです。
ちなみに、個人的にはアルトワークスで昼のみ稼働です。
時間をまたぐ休憩を取らない場合は燃費重視でアルトLがフードデリバリー用の軽貨物としては最強車種だと感じています。
おすすめ3位
ホンダ N-VAN
(必ず黒ナンバーの事業用車検を通す必要があります)
フードデリバリーだけでなくAmazonフレックスや他の宅配業務も頑張りたい。
そういう方にはN-VANが最強です。
N-VANの特徴
N-VANはバンタイプの箱型です。他の箱型エブリイ、ハイゼットと違い、エンジンはフロントエンジンルームにあります。エブリイ、ハイゼットはワンボックスといって、運転手のシート下にエンジンやギアがあります。構造でエンジンや運転室、荷室があるためワンボックス(一つの箱)カーと言われています。
一方N-VANはエンジンルーム、運転室、荷室が2つの箱に分かれています。そのためツーボックス(2つの箱)カーとなります。
ツーボックスのメリットで
- 運転室の静粛性が良い
- 運転ポジションの自由度が高い
という運転手にとってのメリットとなる設計が行いやすくなります。結果N-VANは他のバンタイプ(最初から商用登録できる車両)とは違い、運転が楽、運転席の快適性が高い作りになっています。
いわば、商用車なのに乗用設計のワゴンRのような快適性がある」というイメージです。
想定されるフードデリバリー時における燃費
大阪市内など渋滞過多エリア
平均燃費
- 夏季エアコンつけっぱなし 11km/l
- 春秋冬季エアコン付けない 14km/l
ニュータウンなど郊外エリア
平均燃費
- 夏季エアコンつけっぱなし 15km/l
- 春秋冬季エアコン付けない 17km/l
デメリット
先に上げた2車種と比較すると、燃費の面で圧倒的に不利です。
また車両価格も高く、中古でも100万円を超えるため、初期投資としては高額になりがちです。
FF設計なので同じカテゴリーのワンボックス軽バン(エブリイ)と比べると最小回転半径が大きくなり、極小細道での小回りは不利になるシーンがある。
とはいえ、ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)を装備したモデルを選べば仕事以外の遠出でも楽ちんドライブを楽しむことができます。そして軽貨物用に開発されてるため広大な荷室を使えば広々車中泊も楽しめる車種です。
長く楽しみ、お金も稼ぐ
そういう目的であればN-VANはフードデリバリーでも最高におすすめ車両といえます。
その他の車種
- タント
- スペーシア
- ハスラー
- ミライース
もかなりおすすめです。
仕事で一日中過ごす車内です。
車室空間の快適性重視ならタント、スペーシアがかなりおすすめです。
また、普段使いでも個性的に楽しみたい方ならハスラーもおすすめ。
燃費重視でスズキよりダイハツが良い!という方ならミライースがおすすめです。アルトLにはかないませんがアルトバンと比較したら燃費は大差ないはずです。
もちろん軽バンもおすすめ
エブリイ NV100の燃費は
大阪市内など渋滞過多エリア
平均燃費
- 夏季エアコンつけっぱなし 8km/l
- 春秋冬季エアコン付けない 11km/l
ニュータウンなど郊外エリア
平均燃費
- 夏季エアコンつけっぱなし 12km/l
- 春秋冬季エアコン付けない 14km/l
燃費重視だと軽バンは論外になりますが、、、
副業でAmazonなど宅配業務がメインで副業でフードデリバリーをする場合は車種選択は必然的にエブリイ、ハイゼットになります。
エブリイは最小回転半径が市販車で最も優れた3.9mです。
世界で最も小回り性能が優れたクルマです。(軽トラと軽バン)
私もエブリイで配達してましたが、
エブリイなら一発で行ける細道の曲がり角もアルトでは曲がりきれない。そういうシーンがけっこうあります。
さらに広大な荷室は仕事の積載量だけではなく、レジャーで車中泊で大活躍します。
フードデリバリーだけ!という人でない場合はエブリイは非常に有益性の高い乗り物です。
個人的にまたほしいと思うくらいです。
ウーバーイーツ配達 体力勝負じゃ無理でも
ウーバーイーツや出前館、Woltなど首都圏や近畿圏では多くのフードデリバリーが活発になってます。ユーザーも増え続けてます。実際に大阪府下で配達していると都心部だけではなく、住宅エリア、郊外でもコロナの影響でもはやフードデリバリーが常識化したエリアも多くなってると感じます。
世間では40代、50代で仕事がなくなり軽貨物で出前館やウーバーイーツ配達員をする方も増えてます。
かつて失業の受け皿になっていたタクシーや物流の軽貨物、それらよりもかなり楽に生活費くらいなら稼げる可能性のあるウーバーイーツは現代の中高年転職困難世代にとっての救世主です。
そんな中高年にとって、自転車、バイクでのウーバーイーツ配達は骨が折れます。
自転車、バイクは本当に体力勝負なので長続きできる人は限られます。
一方、軽貨物でのフードデリバリーは体力的にはバイクの10倍、いや20倍くらい楽ちんです。
ただし、2023年以降は配達員が増えすぎて配達件数が少ないため
車両維持費やガソリン代をまかなえるかどうか?微妙なところです。
なので燃費がいい車両じゃないとフードデリバリーはかなり厳しいです。
実際に稼働してると
アルトやミライース、ワゴンRのハイブリッドなど超低燃費組が羨ましいです^^;
まとめ
副業で始める方、専業で頑張る方も
クルマでフードデリバリーするなら、選ぶ車種次第で継続できるかどうかも変わってきますよ。
僕はエブリイ買って失敗したのでアルトに買い替えました。
自分の用途、趣向にあったクルマを選ぶことで稼ぐ金額もトータルで随分変わります。
古すぎる車種や程度の悪い中古車だと燃費がかなり厳しいと思います。
中古車で考えるなら
よりよい車種、よりよい車体を吟味するために
プロに厳選車両を用意してもらうのも良いと思います。
ネットで中古車を探してもなかなか欲しい車種が思った価格で見つからないこともあります。
なぜなら中古車情報の約70%はネット上では非公開車両だからです。
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車体価格だけでなく品質も重視する人にはかなりおすすめです。