軽自動車の維持費
軽自動車は立派な自動車です。車両価格は普通車より低価格ですが、ガソリン代や駐車場代、自動車保険など毎月それなりにお金がかかります。
ざっくり維持費(年間)
ガソリン代、消耗品など抜いた税金分の年額
- 自動車税 10,800円
- 1年あたりの重量税 5,700円
- 1年あたりの自賠責保険 10,985円
税金と自賠責の合計
年間 27,485円
これに、
任意保険20,000円~60,000円を加算すると
税金と保険の合計がこれくらい。
合計 47,485円 ~ 87,485円
実際には駐車場や動かすための費用が加算されるので以下の表のようになる。
ガソリン代、駐車場代を足した維持費のイメージは以下
年間維持費目安
軽自動車 年間維持費 | ||||
都市部 ローンあり |
都市部 ローンなし |
地方 ローンあり |
地方 ローンなし |
|
ローン分割払い | 240,000円 | 0円 | 240,000円 | 0円 |
駐車場代 | 240,000円 | 240,000円 | 60,000円 | 60,000円 |
ガソリン代 | 120,000円 | 120,000円 | 120,000円 | 120,000円 |
任意保険 | 26,000円 | 26,000円 | 26,000円 | 26,000円 |
軽自動車税 | 10,800円 | 10,800円 | 10,800円 | 10,800円 |
車検代(重量税、自賠責保険含む)の1/2 | 5万円~12.5万円 | 5万円~12.5万円 | 5万円~12.5万円 | 5万円~12.5万円 |
合計(年間) | 686,800円~761,800円 | 446,800円~521,800円 | 506,800円~581,800円 | 356,800円~431,800円 |
以下に詳細を解説します。
車両代金
ここでは維持費のお話をしているので車両価格については省略したいのですが、ローンで車体を購入した場合、ローンの分割金も毎月の維持費として負担になってきます。
ローンで買う場合
新車でも中古車でも最近では金利の差はあまり無いので金利を一律2%で計算すると
新車の場合
車両価格とオプション代金などがローン元本となります。
中古車の場合
車両価格と整備代などがロン元本となります。
どちらも自動車税(重量税や初年度登録に関わる費用)などはローンには組み込まないものとします。
軽自動車の税金
軽自動車税
毎年支払う自動車に義務付けられた税金です。軽自動車の場合は毎年10,800円です。
重量税 4,400円/年 車検時に2年に一度払うものです。車検代の内訳に含まれています。2年で8,800円です。
自賠責保険
これは強制保険といわれるほうの自賠責保険。自動車は加入することが義務なので軽自動車も強制加入です。車検のときに内訳に含まれています。2年で25,370円です。1年で13,185円となります。
任意保険
こちらは任意で加入するものですが、現代社会では加入が必須なので絶対にかかる維持費のひとつです。
軽自動車の場合であれ車種、年齢や運転歴による保険料の違いがあります。
30歳以上不担保など軽減率が高ければ年間20000円程度となることも珍しくありませんが、18歳で等級による軽減がない場合60,000円程度となるなど、振れ幅が大きいため若い人ほどここの負担は重くなります。
車検代 コミコミ10万円~25万円
車検代は新車ならディーラー車検、中古車なら購入店舗で受けるよにすれば予め用意されたサービス車検メニューで点検10,000円~40,000円といったものがあります。
点検費用に加えて、先に上げた自賠責保険、重量税の納付を同時に行います。さらに2年に一度の安全点検でもあるので保安部品の交換もあります。ブレーキヘッドライトの光軸調整、車軸に関する樹脂パーツの交換、オイル交換などは行うべきなので車種にもよりますが、2万円~10万円の振れ幅でみていればいいでしょう。2年に一度のしかかる大きな維持費です。保安部の故障を伴えばさらに大きな出費になります。
※ユーザー車検なら費用は安くなります
消耗品費
車検時の消耗品や保安部品の交換が一気に重なると大きな出費になります。タイヤの溝、エンジンオイル、ブレーキパッドなど定期的に消耗の確認を怠らないように心がければ車検時の交換部品の出費は抑えられます。消耗品費=車検代の一部から少しずつ削るという目線で愛車を点検していきたいところです。
ガソリン代
リッター140円(レギュラー)
リッターあたり走行距離 15km/lとして高めに見積もりますと
月間2回満タンで 35リットル×2=70リットル
月間約10,000円のガソリン代となります。
走行距離にして1000km超となるので普通車では考えられない低燃費。
これが軽自動車の嬉しいところですが、月々の負担額は十分意識しておきましょう。
駐車場代
0円~30,000円
都市部と地方では大きく異なります。
東京都内の相場では25,000円~45,000円
大阪市内の相場では20,000円~30,000円
自宅に駐車場があっても実は土地に固定資産税がかかっているので同等の負担になっていたりします。
一方、地方では月々5000円の青空駐車場も多く、相場としては5,000円/月でみておくといいでしょう。
まとめ
都市部と地方、車種や名義人の年齢や等級による振れ幅はありますが、おおむね軽自動車の年間維持費を見てみると以下のようになります。
軽自動車の年間維持費 | ||||
都市部 ローンあり |
都市部 ローンなし |
地方 ローンあり |
地方 ローンなし |
|
ローン分割払い | 240,000円 | 0円 | 240,000円 | 0円 |
駐車場代 | 240,000円 | 240,000円 | 60,000円 | 60,000円 |
ガソリン代 | 120,000円 | 120,000円 | 120,000円 | 120,000円 |
任意保険 | 26,000円 | 26,000円 | 26,000円 | 26,000円 |
軽自動車税 | 10,800円 | 10,800円 | 10,800円 | 10,800円 |
車検代(重量税、自賠責保険含む)の1/2 | 5万円~12.5万円 | 5万円~12.5万円 | 5万円~12.5万円 | 5万円~12.5万円 |
合計(年間) | 686,800円~761,800円 | 446,800円~521,800円 | 506,800円~581,800円 | 356,800円~431,800円 |
これらを月額負担(12ヶ月割)で見てみると
都市部で車体ローン月額2万円返済なら
軽自動車の維持費は月額 57,223円~63,483円
地方で車体ローンなしなら
軽自動車の維持費は月額 29,733円~35,983円
以上のように振れ幅があります。
住む場所や車体ローンの有無、さらには任意保険の等級などでも大きく変わってきます。
場合によっては車を手放してカーシェアサービスを使うのも良いです。
我が家はタイムズカーシェア(旧タイムズカープラス)を使ってます。
維持費を安くする豆知識
維持費の中でも車体購入後に調整できるものがあるとすれば
- 単純に走行距離を減らす
- 任意保険の金額
- 車検の基礎料金
- 車検時の負担をへらす交換部品(タイヤ代)の減額
などです。
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