サーキット走行動画に車速やタイムを合成表示するためにQSTARZ LT-Q6000S GPSラップタイマーを買ったので早速使ってみたのですが、車載動画とのミックス方法がわからず調べてみたので忘れないように書き残しておく。
付属のCDロムからインストールするソフトがWindows10に対応してないせいか一部機能が動きませんでした。しかしながらWindows10 64bitには対応してないけど、この方法で合成動画作れたよというメモです。
動画合成手順
- QSTARZでログ取得
- 付属ソフト(Qracing)でログを吸い出す
- 吸い出したログをCSVにして吐き出す。
- 吐き出したCSVをDASHWAREで読み込む
- DASHWAREで車載動画を読み込む
- CSV(走行データ)と動画をDASHWAREで合成
こんな感じです。
このソフトが必要になります。
ダウンロードページ
忘れないように簡単に手順を残しておきます。
手順
QSTARZ LT-Q6000S GPSラップタイマーで計測したログをQSTARZ付属のソフトQracingで吸い出す。
Qracingで生成した走行ログファイルをCSVで吐き出す。
ファイル→トラックをエクスポートを選択
出力するトラック(ロガーからインポートした走行データ)を選択してCSVファイルを保存する。
作成したCSVをDASHWAREで取り込む
これがマニュアル
QSTARZで取得したGPSログをGoproなどの(カメラはなんでもいい)車載動画と合成する方法です。
作業手順を簡単に書き残しておくと
- DASHWAREを開く
- 車載動画をDASHWAREに取り込む
- QSTARZのログ(吐き出したCSV)を取り込む。
※その際、取得ファイルの形式でQSTARZを選択 - 動画とログのスタート位置を手動で合わせる(めちゃめんどくさい)
- あとはお好きなメーター類を画像内へドラッグ&ドロップ
- ファイルメニューからCreate Videoを選択してmp4動画を作成すれば合成動画が完成。
こんな感じ。
ログと車載動画のスタート合わせはどんなロガーとソフト使っても必要な作業なのでやむを得ずという感じですね。
DASHWAREは非常に便利なフリーソフトです。
Qstrazを購入するなら注意しておきたいポイント
Qstarz付属のQracingは64ビットパソコンには対応してません。
Amazon等の販売ページには書かれてないパソコン対応環境。(マニュアルには32bitだけ対応と書いてた)
台湾の製造元なのでマニュアルも意味不明な日本語でわかりにく。英語マニュアルのほうがマシかも。
- Windows10はほとんど64bitなんで対応してないと思ったほうがいいです。
- ログの吐き出しで一部周回が抜けてたり
- Qracing内での動画とログを合わせる機能を使うとフリーズしたり
- Googleマップ機能を使うとフリーズしたり
- あと画面がチカチカするのでフルHD以上の解像度のPC環境では苦しいかも
最新のPCの環境では不具合だらけになります。
改善してほしいものです。
32bitのパソコン(Windows XPとか)持ってれば動くかもしれないけど、自分のWindows10パソコンではログ解析が出来ないのでとても残念でした。
とはいえ、
ログ解析は普通に動いたのでコレは役立つ
動画編集とかしない人にはかなり精度のいいGPSロガーだと思います。
クローズド・サーキット以外の山道でもコースセットできるので使い勝手はすこぶる良いです。
また、DASHWAREを使えばそれなりに取得したデータから走行シーンを振り返れるし、サーキットのラップタイム合成動画も作成できるのでいいかなと思った。
つまり、
DASHWAREという非常に優れた車載動画合成ソフトを使うためのハードウェアとしてはQSTARZはいい製品といえるかもです。
作成したサーキット走行動画 車載合成
メーター類を選ぶセンスがあれば海外のモータースポーツ動画っぽく仕上げられそうですね。
自分はセンス無いなあと感じた次第です。。
外部アンテナも使えるようになってゴツいステーも付属して
ロガーとしての性能はピカイチなんですよね。。