クルマがなくて暇なので長文です。
自身の戒めも込めて記録しておきます。
180SXに乗ってから2度ブレーキパッドが炭化している。
ブレーキが炭化すると制動力が出るには出るけど正常時のような初期制動やコントロール性(踏み込んだ奥で力加減したりするやつ)が全くなくなります。
なので危険なんだそうです。
(個人的には炭化くらいたかがしれてると思ってましたが。。)
炭化してそのまま走行するとパッドのこすれ合う部分がボロボロにくだけてブレーキパッドはただの鉄板みたいになります。
今回のはそこまでいってないものの炭になってボロボロでした。
では、このような状況にならないために
あるいは
今後このようなことが起こった際にすぐ気づけるように
自戒を込めて考えたことを書き残しておきます。
一回目は
モーターランド鈴鹿で数週走行してパッドから煙がモクモク。
その後の症状はブレーキフルードのエア噛みかな?
とおもったけど同様のブレーキスカスカ感が残る。
ゆっくり走行すれば(80kmくらいまで)クルマを減速して止める能力はある。
なので三重県からショップまで自走して帰りました。
しかしスピードが出過ぎると(100km以上)
初期制動が全くない(と感じる)ような状態に陥ります。
ショップへたどり着いた際取り出したパッドはすでに
ブレーキパッドの能力を持ってないただの板になってました。
パッド部分が全てこぼれ落ちてた様子。
なぜ炭化したか?原因を考えてみます。
考えうるその時の個人的な状況を振り返ると
1,おそらく低速コーナーの連続するミニサーキットで強いブレーキングを再三再四繰り返したことが原因かも。
2,ホイールが見た目重視のメッシュ(SSRの古いやつ)だったのでブレーキディスクの冷却効果が間に合わなかったのかも。
3,単にブレーキングの技術がよくない。(長い時間摩擦力かけてる可能性)
4,連続周回数が多すぎた(5周位連続で飛ばした)
これはアケボノ製の新品装着2週間ほど
普通のノーマルパッドみたいなブレーキパッドの話。
ブレーキフルードはDOT3のもの。
そして
2回目のブレーキ炭化判明
先日の鈴鹿ツインで壁面ダイブした際のブレーキ効かなかったのもブレーキ炭化が原因ぽいと報告があった。
ショップで車体載せ替えのため180SXを分解していくとやはりブレーキパッドが炭化していたようだ。
入れ替えたブレーキパッドは某有名ブレーキメーカーのもの。
スポーツ向けパッドで耐久温度は0度~450度とほぼストリート向けの設定。
前後で24000円ほどのもの。(商品名は伏せときます)
ブレーキフルードはDOT4のもの。
分解が進んだ際にショップから電話があり
「ブレーキ効かなかったっていってましたよね
またブレーキ炭になってましたよ、
リアはなくなってフロントもほぼボロボロでした」
とのことだった。
これも新品交換後3週間ほどでの出来事。
マスターバックとか他に原因があるのかと思ってたけど
どうやらまたパッドが炭化してたらしい。
特にリアがひどかったらしい。(交換後ちょっとスピンターンとか練習してたせいかも)
なぜこれが炭化したのか?
鈴鹿ツインのフルコース1周め
直線で160kmからの減速はできた。
(ブレーキングの時間はドライよりもはるかに長い時間)
しかしその後のインフィールド
続く低速コーナーでことごとくアンダーが連続
(ここですでに炭化が進行してたのではないか?
と考えられる。
雨の直線で160kmから80kmくらいまで一気に減速しようにも路面はスリッピー
ブレーキ踏んでる時間がドライよりも長いのでブレーキディスクがかなり高温になった可能性が高い。
そのまま低速カーブを連続してブレーキング
(これも雨のため踏力が長い時間かかる)
そこから裏のストレートに入った段階では前回の経験と同様100km以上ではブレーキの制動力を一切感じない状態に入ってた様子。
なのであの鈴鹿ツインの裏ストレートで
100kmほどの速度からブレーキ踏んだけど
スカ!
あれ?
ヤベw
アクセル抜いて減速
エンブレ開始
すでに2速入ってる
少しするとブレーキからの制動力少し出る
しかしながら減速が弱すぎる
目の前は壁
残念もうダメ
ドサドサ
ドカっww
となったのではないかと考えられる。
スポーツタイプのブレーキパッドとはいえノーマルと耐久温度の差はわずか。
なので2度目のブレーキパッド炭化も前回の炭化と同様に
1,短時間のうちに強いブレーキングが連続したことへの理解不足
2,ブレーキディスクの冷却時間不足
3,雨でブレーキング(踏力)の時間が長いことへの理解不足
という3つの不足が重なって起こったものと思われます。
当然、普段より速度が高いのでこういう問題が出やすいのだと思います。
サーキットという一般道よりは安全にスポーツ走行が行える場所ということもあり速度が普段より出てるのに連続したブレーキングやパッドを押し当てる時間が長くなってることを理解せずに走り続けるととっても危険だったんだと思います。
以上、
このようなことをブレーキパッドの炭化を見て覚えた。
素人なので他に原因があるのかもしれませんが
現時点の自分のクルマへの理解度ではこのあたりかと思います。
対処法を考えると
1,より冷却効果の高いブレーキディスクを装着
2,冷却効果の高いホイールを装着
3,もうちょっと高い耐久温度のブレーキパッドの採用
4,ブレーキングの時間がかかる路面かどうかの判断力
5,ことが起こる前での車体インフォメーションの察知
このあたりの不足解消でなんとかなるのかなと考えております。
まあ、一番大事なのは4番の自分自身の判断力とそれを裏付ける運転スキルなんでしょうね。
サーキットやぁ!
遠慮無くおもいっきり飛ばすでぇ!
という感覚の抜けない初心者の自分
クルマの各部品が消耗することへの理解
天候や路面状況における判断力
状況判断の引き出し
といったものが不足してると失敗しちゃうってことですね。
何よりも
その時、その瞬間の
クルマの状態察知せずに走ったこと
これが失敗の原因だと思います。
(普段出ないようなアンダー出てたのに路面のせいにしたり、別の部分の不具合とか的外れな原因を頭に描いてたような気がします)
来週には新しい車体でニュー180SXが完成するので
今後はもっと気をつけて運転したいと思います。