86もデビューから8年経過し、中古車価格も100万円を切るものが出てきました。
中古のスポーティーなクーペを100万円台で探すと、
古い180sxか新しい86か?
とても悩みますよね。
25年以上昔の車である180sxは上質な個体がなかなか少なくなっていますが、古くても7年落ちの86はまだまだ新しい個体が多いので選びやすい。そんな86ですが、中古車価格は100万円代~200万円代と中古車価格が非常に近い180sx。
今回180sxから86に乗り換えたのでその比較をしてみました。
中古車購入時の参考になれば幸いです。
86と180sxのサイズを比較
この2車種をボディサイズなど比較しています。
※比較対象は同じNAのモデルで比較しています。(180sxの場合ターボもNAのモデルもサイズは全く同じです)
車両購入に際して参考になればと思います。
TOYOTA 86 | 180SX TypeS | |
全長 | 4240 mm | 4520 mm |
全幅 | 1775 mm | 1695 mm |
全高 | 1300 mm | 1290 mm |
ホイールベース | 2570 mm | 2475 mm |
最低地上高 | 130 mm | 120mm |
室内長 | 1615 mm | 1650 mm |
室内幅 | 1490 mm | 1430 mm |
室内高 | 1060 mm | 1065 mm |
トレッド(前) | 1520 mm | 1465 mm |
トレッド(後) | 1540 mm | 1460 mm |
車両重量 | 1230kg | 1200kg |
総排気量 | 1998 cc | 1998 cc |
最高出力(ネット) | 200PS/7000rpm | 140PS/6400rpm |
最大トルク(ネット) | 20.9 kg/6600rpm | 18.2 kg/4800rpm |
燃料タンク容量 | 50 リットル | 60 リットル |
使用燃料 | プレミアムガソリン | レギュラーガソリン |
最小回転半径 | 5.4m | 4.7m |
※数字が大きい方を太字にしています。
ボディサイズから見る2車種の違い
全長は180sxのほうが長いです。
トレッド幅は86が広く、車幅も86が広いです。
取り回しについて
取り回しについては最小回転半径が4.7mという非常に小回りの効く180sxが圧勝です。
コーナリング性能について
スポーツ走行におけるコーナリング性能で比較すると86が圧勝です。
3ナンバーのトレッド幅で車重は同等。
ボディ剛性が圧倒的に高い86とボディ剛性が非常に弱い180sx。
同じグリップのタイヤを履いた際のコーナリング旋回速度は86が180sxを圧倒します。
燃費について
リッターあたり
86 12.4km
180sx 11.8km
86はハイオクで180sxはレギュラーです。
(180sxはターボもレギュラーです)
航続距離は同等ですが、燃料価格で見ると180sxのほうが優秀です。
改造の幅について
90年代にデビューした180sx
シルビアと並んで日産の純正パーツ流用など、使えるパーツの幅が広く、その手法や使い方の情報が多い車種です。サードパーティー製の改造パーツも豊富で長く乗るには部品が手に入りやすく良い車種でした。
しかし、ここ数年、純正パーツも社外パーツも価格が高騰、中古部品の流通も激減しマーケットでの価格が尋常ではない高騰ぶりです。
一方のTOYOTAの86そしてスバルBRZ
こちらの改造用パーツは社外品の種類が非常に豊富。そしてそれぞれの車種のオーナーによるブログや動画などの情報が豊富なのでスポーツカー初心者でも抵抗なくパーツ交換に向かったりできそうです。まだ新しい車種なので新品パーツはそれなりの価格のものが多いですが、中古の純正パーツが驚くほど安く流通しているため、純正品の中古で修理交換するなどといった人には維持費が安く抑えられそうです。
運転の楽しさ
運転の楽しさについては個人差があると思います。
どちらもマニュアル車の設定があるのでマニュアル車を選ぶ際にはどちらも操作性は楽しいです。
シフトの心地よさはショートストロークの86のほうが気持ちいいはずです。
180sxやシルビアのシフトはグニョっというが、ゴクっと決まる感じです。決して悪くはないのですが、非常に古い車体が多いのでコクコク決まるシフトというかミッションの状態の車両と出会うのは至難の業です。
180sxやシルビア(S13)は運転が楽しいです。5ナンバーサイズで最小回転半径4.7mという極めて小回りの効く車両です。街乗りでは軽自動車並に取り回しの良さがあります。
Aピラーが細く、フロントガラスや運転席横、後方までガラス面が広いので視界は非常に良いです。
ただし、広いガラス面が災いして夏は車内が直射日光で非常に暑くなります。
86は180sxと比べると小回りは効きません。しかし、非常に高いボディ剛性に硬めのサスペンションを纏っているため、街乗りレベルでも運転が楽しく感じるような、車を操っているような感覚をえることができます。
Aピラーが太く、ドアも肩の上まであるためガラス面は面積が少なめで視界は180sxと比べると狭く、視野が狭くなるような圧迫感もあります。とはいえ、現代の車はどれも安全性を高めるためにピラーは太くドアは高いところまで金属で覆われています。
そのぶん両サイドにエアバッグ標準装備で安心感は高く、ボディ剛性が高いので高速走行時の安心感は昔の車と比べると比にならないように感じます。
スポーツ走行の楽しさについて
86はノーマル状態でサーキット走行すら楽しめるように設計されています。
180sxはスペシャルティカーなのでサーキット走行は想定されていません。
その差は大きいです。
チューニングが進んだ180sxやシルビアはスポーツ走行はとても楽しいです。
ドリフトがしやすく、グリップ走行でも手軽なチューニングで86よりもずいぶん速いタイムを出せます。
しかし、車体剛性が低いため、タイムアタックの上限も低いです。ボディまで作り直すくらいの資金があれば別ですが、タービン交換や足回りアーム類からボディ補強一式やってリアに255サイズくらい履けるように仕上げたらターボ車である180sxやシルビアが圧倒的に速いです。
ただし、このレベルの車が普段乗りで楽しいかどうか?といわれると難しいです。
86についてはタイムは必要以上に望まなければノーマルのままでもサーキット走行が楽しめます。
ターボキットやスーパーチャージャーキットもあるため、コンピュータセッティングまで合わせて行い、過給器有り、GTウイング装着で265サイズのリアタイヤを装着すればかなりの戦闘力になりそうです。
たとえば筑波で1分4秒台、セントラルサーキットで1分29秒台など、ひとつの境目を超えるならどちらもチューニング費用は200万円は超えてくるのかな?というイメージです。
タイムばかりがサーキット走行の楽しみでは有りません。
ノーマルでもFRらしい動きを楽しめる86、BRZは非常に優れたスポーツカーだと思います。
86へ乗り換えるときの頭金
今乗ってる車を売って86へ乗り換える
そんなとき、
テキトーな中古車ショップで下取りに出すと
車種によっては大損します。
僕の場合、
今回は改造しまくりの180sx改を手放しました。
一括査定で見積もりを出すと
さすがの大手の買取店でも最初は40万円台から50万円程度までしか査定額は上がりませんでした。
しかし、
一括査定の買取店の中には改造車やスポーツカーを専門に販売する中古車販売会社もあります。
そういうスポーツカー専門で扱う業者を一括査定に含ませることでガリバーやアップルなど大手の中古車買い取り会社よりも高く買い取ってもらうことができます。
今回はあの有名なGTNETに買取競合に入ってもらうことで最終的に改造しまくりで走行距離16万kmの180sx(修復歴有り)を86万円で買い取ってもらうことになりました。
改造車はどこも高く買い取ってくれません。
しかし、一括査定で一旦大手の業者に競合査定してもらう。
これによりベースの買取金額ができます。
その金額をもとに、GTNETのようなスポーツカー専門店が参加する一括査定を使ってみると最終的な買取金額は大きく跳ね上がることもあります。
今回は
最初にこちらのオークション形式の買取サービス(無料)で査定してもらいます。
そこで買取相場の上限価格というか目安を見ます。
その後
スポーツカー買取に強いGTNETや旧車買取に強い業者が含まれるこちらの一括買取査定を使ったことで当初40万円の査定が86万円にまで上がった感じです。
86万円、、
ハチロクです。
その差46万円です。
デカすぎます。
スポーツカー売るなら、旧車や改造車売る際に一括査定使うなら
それらに強い業者が含まれるこちらの一括査定を必ず使いましょう。