アルトワークス毎日乗る業務用に使っていて感じるメリット・デメリット

フードデリバリーの業務に使っている軽貨物アルトワークス

仕事で使っていて感じるアルトワークスのメリットとデメリットをまとめておきます。

聞き流しできるよう動画も用意しました

 

以下、より詳細です。

実用性を考える際の参考になれば幸いです。

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メリット(良い点)

スマートキーが便利

配達業務では一日の乗り降りが20回~40回ほどになります。

その都度、キーを差し込むのは本当にしんどい。

エブリイで配達してるときは夜間はキーの差込口が見えず苦労していたが今はスマートキーなのでボタン一つでドア開けて、エンジンもONできる

とても便利です。

配達業務における時間効率が劇的に向上しました。

 

4つのパワーウインドウが便利

フードデリバリーで車を使うと車内に食べ物の匂いが充満します。

バッグの蓋を締めていてもマクドナルト、ケンタッキー、モスバーガーなど揚げ物やハンバーガーの匂いはキツイです。

そのため車の窓を4箇所少しずつ開けて換気します。

夏場は暑いのでエアコン強め外気で使用しながら窓開け

これで匂い消せます。

エブリイなど軽バンでは後部窓が手動なので匂いがこもってキツかったが、アルトワークスの4枚パワーウインドウは換気で非常に便利です。

 

リアハッチが軽く便利

リアハッチの開け閉めがやりやすい

トールワゴンなどのリアハッチは縦のサイズが1メートルを超えるものが多い。

そのため、駐車場所の後ろに壁や他車がある場合、開け閉めできないシーンも多い。

しかし、リアハッチのドアのサイズが小さめなアルトワークス

開ける際に車後部から後ろの壁までの距離が短めでも明け締めできる。

これが非常に便利で助かります。

また、ドアサイズが小さめなのもあり、軽く開け閉めできるのも助かります。

 

燃費がまあまあ

軽バン(クリッパー)で1日40件配達業務をしていると、燃費は以下のようになります

冬(エアコンなし) 14km/リッター

初夏、夏、初秋(エアコンあり) 11km/リッター

いいとこリッター11km~12kmです

 

しかし、アルトワークスになるとこれが

冬(エアコンなし) 17km/リッター

初夏、夏、初秋(エアコンあり) 14km/リッター

春も夏もリッターあたり3kmほど改善されます。

 

リッター3kmの改善は27リットルの燃料タンクのアルトワークスで

毎回満タン23リットルくらいの給油で50kmほど走行距離に影響が出ます。

月間で4,000円ほど燃料代に差が出ます。

年間48,000円の節約になっています。

 

CVTエネチャージのアルトならもっと節約できそうです。

エンジンパワー

軽量ボディにターボエンジンのトルクとパワー

これが非常に便利です。

配達業務では流れの多い幹線道路で駐車を余儀なくされるシーンが結構多いです。

車へ乗り込み、幹線の流れに入り、短距離で右折車線まで行かなければいけないシーン

普通車並の加速力が荒れば、、

軽バンではそう思うシーンが多々あります。

アルトワークスならそういうシーンでも余裕で加速し合流

周囲に迷惑かけること無く安全にレーンチェンジ

安全への配慮で役立つちょうどよいパワーがあるのは大きなメリットと感じます。

 

デメリット(悪い点)

ダッシュボードの材質が柔らかくて困る

フードデリバリーに必須のスマホアプリ

スマホホルダーは必須になります。

スマホホルダーを固定するためダッシュボードにホルダーを設置したいのに、ダッシュボードがぐにゃぐにゃ柔らかくて両面テープでは固定できない。

3Mの高級なものまでいろんな両面テープを試しましたがすぐにスマホホルダーが外れる。

6インチサイズの大きめスマホは重たいのでスマホホルダーごと外れてしまう。

結局穴あけしてネジ止めするかフロントガラスへ吸盤貼り付けできるスマホホルダー使うほうが安定する。

 

ちなみ、スマホホルダーはいくつか買って失敗

最終的に安定してるのがこれ

長く使えてます。

 

レカロのバケットシートが辛い

スポーツ走行や趣味の運転なら純正レカロシートは非常に有益な装備です。

しかし、フードデリバリーのように1日40回も乗り降りするような用途ではシートのサイドサポートは邪魔で困ります。

乗り降り回数は月間1000回を超えます。

そのためシートのヤレ進行が早すぎるのも気になります。

幸いシートの高さが高めなので乗り降りはしやすいが、サイドサポードのヤレが気になるのでシートカバーを被せて使用しています。

 

最小回転半径が物足りない

ノーマルのアルトなら最小回転半径4.2mと非常に優れています。

しかし、アルトワークスは最小回転が4.6メートルとその性能は劣ります。

エブリイなどの軽バンは最小回転が驚異の4.1mです。

エブリイ(クリッパー)慣れしてる自分にはこの最小回転4.6メートルが致命傷になる道がけっこうたくさんあるので苦しんでます。(東大阪住宅地と山岳部)

 

サスが硬すぎる

趣味で運転を楽しむ範囲では非常に好感のもてる硬さとしなやかさ

そんなサスペンションの設定です。

しかし、踏切が多く、でこぼこ道が多すぎるフードデリバリーのエリア(東大阪)ではこの硬いサスペンションがしんどい。

車体剛性があるアルトワークスでも短期間でボディの劣化を進行させてしまう恐れがあります。

荒れた舗装路の走行が多いエリアではアルトバンのサスに交換したほうが車体の劣化を抑えれるかもしれません。

とにかくフードデリバリーで使用するにはタイヤが太くサスが硬いのがデメリットに感じます。

 

 

こうやって見ると悪いポイントが多いですが

最終的にそれをも上回るアルトワークスに乗るの喜びがあります。

アルトワークスの喜び

 

見た目がかわいい

アルトワークスだけでなく、この8台目アルトのデザインが大好きです。

いい年した50代の親父目線ですがこの可愛らしいルックスに毎日キュンキュンします。

それくらいスズキのこの年代のデザインが好きです(イグニスとか)

 

見た目が気に入っている車に乗り込む喜びは

足回りの硬さが喜びに変わるほど強い満足度でもあります。

 

MTの操作性のよさ

多くのアルトワークスユーザーが言ってますが、この車のMTの操作性の良さは歴代日本車でもトップクラスの心地よさと言われるほどです。

コクコク決まる5速MT

吸い込まれるように入る3速4速

指先でシフトチェンジを決めるように軽い操作でコクコク入るミッション

1日10時間乗り続ける業務中にこの喜びを感じまくれる。

レカロシートとシフト操作による喜びは仕事の辛さを忘れさせてくれる悦びです

まとめ

アルトワークスを趣味で乗るならデメリットは無いと言ってもいいくらい気に入ってます。

しかし、いざ配達業務用として使うと、いろいろデメリットはあります。

配達用にアルトを選ぶならCVTエネチャージのXグレードなどを選ぶほうが燃費もいいし気持ちいいと思います。

 

しかし、5速MTの悦びやいかなるシーンでも不足を感じないエンジンパワー

硬めだけど、その硬さこそ悦びに感じる趣味性の高いバランス。

アルトワークスが好きな人にはデメリットさえも悦びに変化するのかもしれません。

個人的には大好きな車です。