車の下に水が漏れてる!故障?自走しても大丈夫?水が垂れる原因の判断基準

車の下に水漏れてるオイル故障?

車の下に水のような液体が漏れていることに気づくことがあります。

私は以前、
「あ、エアコンの水かな?」
と気にせず自走してるとエンジンが焼け付いて道路の真ん中で不動になったことがあります。本当に怖い思いをしました。

 

車の下に水漏れしている場合、間違った判断は本当に怖いので、できる限り正しい判断ができるよう予備知識を持っておきましょう。

 

車の下に水が漏れてるとき
さて、これって本当に水ですか?

車体の前方から出てる場合

車体の前方に水がたれている場合。

何が垂れているのか?

大まかな判断は前か後ろか?チェックしましょう。

液漏れの位置によってはエンジンなどのトラブルの可能性も考えられます。

どの位置から漏れているのか、確認しましょう。

液漏れの箇所は駆動方式によって特徴があります。

 

  1. FF、4WDであればエンジンルーム下
  2. FRであればエンジンルーム下やシフトレバー下あたりから漏れが発生する可能性があります。
    ※FRと4WDの場合、リアデフからのオイル漏れの可能性も考えられますので、後輪左右の中央からの液漏れがないかも注意しましょう。
  3. 車体後部のマフラー下かどうか?も確認

車の下に垂れる液体の正体

ニオイのチェックですが、一般人には判断しにくいです。

車の下にはたしかに水がたれてることが多いです。

殆どの場合

安心してください、

それ、水ですよ。

水の場合は無臭(ニオイなし)

殆どの場合は水ですが、ニオイがないので水です。

状況に応じてニオイに頼るのは難しいです。

漏れているのが水でない場合もあるので順番に見ていきましょう。

エアコンの除湿による排水液(ほぼ水)

夏場に多いのですが、高温多湿の日本では車内でエアコンを効かせていると、エアコンの除湿による排水液が多く出ます。

車体の外へ出るように設計されているので、車体下の液体が水なら問題ないです。

助手席など車内に水が漏れて貯まる場合、これは問題ありです。

エアコン補機類の故障などが考えられるため整備してもらいましょう。

自走しても問題ない場合が多いです。

マフラーから出た水

冬場など、寒いときにアイドリングをして暖機運転していると水が出ることがあります。これも天候によってマフラー内に溜まった水分や蒸気が吹き出してるものなので問題は無いです。

自走しても問題ないです。

大量に水たまりができる場合

車の下に直径2メートルくらいの水たまりができてしまう。

そんなレベルの車体下の水たまりはエアコンからの水で間違いないです。

高温多湿の時期高温多湿の島長時間アイドリングしてると、嘘みたいな水たまりができることがあります。

あまりにも水が多い場合、確認のためアイドリングを止めて様子を見てみると他水漏れが収まる場合が多いです。

あまりマナーとして良いことではないので長時間アイドリングはヤメましょう

水だけど、普通の水じゃない場合

色のついた水や水のようだけど少し違う場合があります。

ニオイ、色である程度判断しましょう。

ラジエーターの冷却水

ラジエーターの冷却水が漏れている例があります。漏れている水の色が「緑色」だったり「少しピンク(赤い色)」だった場合、それはラジエーター液かもしれません。

 

アスファルトの上で色を確認するのは難しい場合もありますが、

車体下、特に前方で漏れてる場合は色のチェックもしておきましょう。

 

ラジエーターが漏れる事例

ラジエーター冷却水のパイプ破損やエンジンブロックが熱で歪んだなど、なんらかのウォーターラインに破損があるためラジエーター液が漏れていると考えられます。

 

※筆者が衝突事故(サーキットにて)の際、漏れ出したラジエーター液

この場合は自走はやめて加入している任意保険会社へ電話しましょう。

 

ラジエーター液が漏れてたら自走してはいけません

 

保険会社か日本自動車連盟(JAF)へ連絡しましょう。

エンジンオイルだった場合

水と見間違えることもあるオイル漏れ。

車体の下に漏れているのがオイルだった場合

 

  1. エンジンオイルが漏れている事例
  2. エンジンブロックに損傷や歪みがありオイル漏れ
  3. タービンを繋ぐオイルラインに破損やパイプ外れで漏れる
  4. オイルフィルターの軸が折れて漏れる
  5. ドレンボルトはずれ

などがあるので、エンジンオイル漏れは自走せずに修理工場や整備工場へ搬送しましょう。

 

※個人的に、タービンのオイルラインパイプはずれとオイルフィルターの軸折れやってます。エンジン焼け付くので自走はやめましょう。また、漏れながら自走すると道路にオイルを撒き散らして危険なので絶対にしないようにしましょうね。

※オイルフィルターの軸が折れることもある

 

原因特定が難しいので

保険会社へ搬送依頼しましょう。

 

保険会社か日本自動車連盟(JAF)へ連絡しましょう。

ミッションオイルの漏れ

 

車体の下までミッションオイルが漏れる、、

なんてことはめったにありません。

そんな状態なら絶対に動かしてはいけません。

 

デフオイルの漏れ

車にはディファレンシャルギアというものがついています。

そこにはオイルが注入されているのですが、これが漏れることも稀です。

もしデフオイルが漏れていたら自走は厳禁です。

 

判断方法

FF車ならエンジンオイル、デフオイル、どちらが漏れても、水たまりになるほど漏れてるようなら動かさないようにしましょう。(衝突事故でも起こさない限りそうはなりませんが。。)

FR車なら、ドレンボルトはずれなどの理由かデフケース損傷でオイル漏れ。自走するとデフが焼け付いてブローするので自走は控えましょう。

 

その他の液漏れ

エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイル以外で考えられる液体は

 

燃料が漏れている場合

燃料ポンプとインジェクタ

※写真は燃料噴射するためのインジェクター

 

ガソリンが漏れるというケースも無きにしろあらず。古い中古車では燃料ホースや燃料ポンプの異常によって漏れることもあります。

万が一、漏れている液体からガソリンのニオイがしたら、すぐにJAFや保険会社のレッカーを呼んで車を搬送しましょう。

ブレーキオイルが漏れている

ミラジーノL700の任意保険ネット自動車保険の年間保険料(車両保険なし30歳以上)

ブレーキラインに異常がある場合、

ブレーキオイルが漏れることもあります。

めったに起こることではありませんが、万が一液体がブレーキオイルだと判明した場合は当然自走してはいけません。

クラッチフルードが漏れている

MT車の場合、クラッチオイルが漏れるという事例もあります。ブレーキフルード同様、めったに起こることではありません。

めったに起こることではありませんが、万が一液体がクラッチオイルだと判明した場合は当然自走は控えましょう。

 

運搬する液体をこぼした

実例でいくつか知ってますが。

  • 釣った魚を入れてるケースから水漏れ
  • 運搬中のポリタンクから漏れていた
  • 海水浴帰りなどで濡れた服からの水漏れで浸水

こういった水が車の下まで漏れてる例は意外とよくあります。

 

海水等の場合は車体が錆びつきますので、自動車整備工場など専門家に相談してクリーニングしたほうがいいでしょう。

 

まとめ

 

自走して大丈夫なも液体

  • エアコンの除湿による排水液(ほぼ水)
  • マフラーから出た水
  • 運搬中の水分

 

自走はヤメておきたい液体

  • ラジエーターの冷却水
  • エンジンオイルだった場合
  • ミッションオイル
  • デフオイル
  • ブレーキオイル
  • クラッチオイル

 

自走できない場合のレッカー移動

各保険会社の任意保険には万が一のときのレッカー移動サービスが含まれているものがあります。

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といったものもあるので保険会社へ問い合わせてみましょう。

 

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