ドライブレコーダーに不要なGPS記録とイベント録画機能のメリットとデメリットまとめ

ドライブレコーダーを選ぶ時、価格の安い製品にはGPSののとイベント録画機能がついてない場合がります。最近はアクションカメラでもドライブレコーダー機能を持つものもあり、専用のドライブレコーダーは不要と感じる面もあります。

 

しかし、専用のドライブレコーダーに付属する機能はそれなりに事故やセキュリティを考慮して搭載してる機能なので必要な人にとっては安心な機能とも言えます。

専用のドライブレコーダーが持つ機能で大きいものといえばGPS機能とイベント録画機能です。

どちらも誤作動や不具合が多く実用面では不要と感じる人が多い機能ですが、それぞれのメリットとデメリットを見ておきましょう。

まずはGPSの機能のメリットとデメリットを見ていきましょう。

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ドライブレコーダーのGPS機能について

ドラレコのGPS機能は撮影した映像ファイル(MP4など)にEXIFデータにGPS表記による位置情報を付加できる機能です。

ドライブレコーダーのGPSのの機能のメリット

こちらの位置情報があるメリットは

  • 走行データをマップ表示できる
  • 映像と走行地点の関連性を確認しやすい

 

メリットは主にこの2つです。

実際に使ってみるとわかるのですが、ドラレコで撮影された映像を位置情報で探し出す作業は専用ソフトをインストールしたパソコンを使うなど非常に面倒です。

また、事故の際、位置情報が証拠データとなるか?と言われると、あまり関係ないようです。位置情報よりもリアルに撮影されてるシーンの映像のほうが重要です。

メリットと言われる位置情報は実用上不要な場合が多いものです。

GPSのデメリット

ドラレコに搭載されるGPSはデメリットのほうが多いです。

ドラレコのGPSのデメリットは電波干渉です。

ナビゲーションなど車載のGPS受信する機器のアンテナと他の電装品の電波干渉は頻繁に問題になっています。ドラレコの場合、USBケーブルで接続するため使用するケーブルの品質などによってはナビのアンテナケーブルと激しい電波干渉を起こしどちらもまともにデータ記録できないという事例もあるようです。

 

GPSのデメリット2つめは本体価格が割高になることです。

どんな製品でも言えることですが機能が多く盛り込まれると電化製品は価格が高くなりがちです。

Amazonで人気のモデルを比較していると画質その他の性能がほとんど同じモデルでもGPS機能がある製品が14000円程度の価格であるのに対してGPS無しモデルでは価格が3000円前後になってるものもあります。GPS機能は専用アンテナとデータ書き込みプログラムに違いがあるため製品価格は高額になりがちです。

 

GPSのデメリット3つめは公開(YouTubeなど)に使いづらい

GPS機能があるドラレコの映像にはGPS計測による車両の速度が書き込まれています。これは映像に白い文字などで表示されるのですが、この速度が表示されたまま、あるいは位置情報数字が表示されたままYouTubeに映像をアップした場合、速度違反などを人前に晒すことになるので要注意です。

YouTubeの場合、こわいくらい速度違反捜索をする民間警察さんがいるのでドラレコのデータ公開には注意を心がけておきましょう。そもそも違反しなければ問題はないはずです。

 

まとめ ドラレコのGPSって必要なの?

一般的なドラレコに対するGPSの必要性はどうなの?

メリットとデメリットを見てみると、多くの人はGPSのは不要と感じるかもしれません。

私も個人的には不要と感じています。

 

実際に事故を起こした知人の事例でも現場証拠としてドラレコの映像は提供したものの、管轄警察で実況見分が行われるのみで、位置情報のデータの必要性など全く無い様子でした。映像こそが事実記録となるようです。

 

GPSのデータはドラレコの映像を地図上になぞるなどの趣味がある人にとっては使いようがあるかもしれないという程度のもので実用上はほとんど不要と言えるものです。

 

ドラレコ購入でコストパフォーマンスを重視するならGPS無しを選ぶといいでしょう。

個人的にはドラレコのGPSはとても邪魔だと感じています。

 

 

つづいてはイベント録画機能について

ドライブレコーダーのイベント記録について

GPSと同じく不要に感じるのがドラレコのイベント機能です。

 

イベント録画機能というのはドラレコ本体に内蔵されるジャイロセンサーによって「振動」を感じた際にこれを「事故」や「大きな衝撃」というイベントとして記録するものです。

 

簡単に言うと、車が事故など大きな衝撃を発した際にそのシーンだけ映像記録を切り分けるという感じです。

イベント録画機能のメリット

イベント録画機能のメリットを考えましたが、イベント録画の目的を事故に限定した場合、誤作動しか無いので現段階ではイベント録画機能なんてものは不要と感じる製品ばかりです。

 

メリットがあるとすれば、イベント録画によって録画された映像データは自動消去されないというところくらいです(製品による)。

 

対してイベント録画機能のデメリットはたくさんあります。

イベント録画機能のデメリット

私は長らくCELLSTARの上級機を使用しているのでGPSもイベント録画も付属する機種です。その体験からのデメリットをいくつか挙げていきます。

イベント録画の誤作動が多すぎる

ドライブレコーダーに搭載される振動センサーは非常に過敏に反応します。反応レベル調整を10段階で設定できるのですが、一番弱い状態にしても、路面の段差やコンビニの出入りなど段差を通過するシーンでイベント録画が開始されます。

 

「イベント録画を開始します」

この煩わしい音声が鬱陶しいです。

 

車高を下げてる車やスポーティーな足まわりの車両の場合、より頻繁に走行中に誤作動のイベント録画がはじまります。

 

イベント録画機能を完全オフにできるものなら良いのですがイベント機能が常時機能するモデルは要注意です。本当にうるさいです。

 

 

また、私はイベント録画機能つきのドラレコを装着したまま、サーキット走行でクラッシュ、ドリフト走行の練習でコースアウトしまくるなど、かなり激しい事故レベルの衝撃を車両に与えています。そんな事故レベルの大きな衝撃の際にイベント録画機能は逆に反応しないことも多いです。

 

はっきり言って無駄な機能だと感じています。

イベント録画機能のファイルがばらばら

ドラレコで録画された映像をYouTubeで使ったり、動画編集の趣味で使用したり。そんな使用方法を考えてる人ならイベント録画機能は完全にオフにしないと大変です。

 

イベント録画された映像はドラレコが数分おきにカットして1ファイルずつ保存するフォルダとは別のフォルダに記録されるようになっています。

 

このイベント録画機能による撮影ファイルは時系列がバラバラで

「どの映像がどの時の映像??」

と、見つけたいシーンの動画を見つけるのに非常に苦労します。

 

通常走行の動画のいち部分が途切れて、イベント録画用フォルダへバラバラと記録される。

このような映像ファイル保存システムとなるため、趣味で走行シーンをつなぎ合わせて動画作りをしたい場合、イベント録画機能は百害あって一利なしです。

まとめ

ながらく、国産品の上級モデルのドライブレコーダーを使用していますが、実用性を考えるとGPSのもイベント録画もデメリットのほうが大きく感じるため不要と感じる人が多いはずです。

 

そのため、現在Amazonなどで人気のモデルにはGPSもイベント機能も排除されたコスパモデルが多く流通しているわけです。

 

私個人としても、最近買ったモデルはイベント録画機能とGPSの無いモデルを探しました。どちらも本当に邪魔な機能なのでついてないほうが安くて(価格が10分の1でした)本当にオトクな感じがします。

 

より精度の高い振動センサーや電波干渉のないGPSなどが低価格で普及すれば話は変わりますが、2019年時点で一般的に流通してるドライブレコーダーではGPSもイベント録画も機能として搭載しないモデルのほうが実用上の使い勝手がよく、安心安全度についても何ら差は感じない人が多いのではないでしょうか。

 

 

今回購入したドラレコは映像の常時撮影のみに特化して選んだものなので、通常走行から万が一の事故シーン映像まで、何か会った時はすぐにそのデータを見つけ出せるモデルです。

 

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自分で取り付けするのも簡単なのでドライブレコーダーの価格や取付工賃に抵抗があってまだつけてないという人にはおすすめです。

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