スパークプラグの寿命10万kmを迎えたワゴンRの純正イリジウムプラグの写真

先日の、突然のアイドリング不調で3気筒のうち2気筒が動かなくなりました。

突然のアイドリング不調の原因イグニッションコイルの故障

突然アイドリング不調その原因とイグニッションコイルの寿命10年10万kmのMH23SワゴンRの場合
2019年8月15日 お盆に大型台風が近づく午後に備え、近所のスギ薬局へ食料買い出しに向かった。 駐車場で停止しシフトレバーをNへ入れてアイドリング状態になったとき、突然アイドリング不調が襲ってきます。 突然アイドリング不調 いつもどおり普

 

原因はイグニッションコイルの故障による故障でした。

そのイグニッションコイルの故障の原因となったのがスパークプラグの寿命でした。

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スパークプラグの寿命による弊害

スパークプラグが寿命を迎えると流れてきた電流を火花に変えることができず該当のエンジン気筒は失火します。これにより1気筒動かない状態になったりするのですが、流れてきた電流を安全に停止するためイグニッションコイルに内蔵される安全機能が働きイグニッションコイルが故障することがある。

自動車整備士さんに教えてもらったのですが、イグニッションコイルが壊れる原因として一番多い理由はスパークプラグの寿命などプラグ失火によるものだと言われます。

スパークプラグを交換せず5万km10万kmと距離が伸びた車両で見受けられることが多いようです。

 

他に、タペットカバーのパッキン抜けによるオイル漏れでプラグホールがオイル漬けになるなどの事例もあるようですが、ほとんどがプラグの寿命を放置して未交換のまま使用したことによる電極負荷によるものです。

 

プラグが正常に稼働できない劣化したプラグへ電流が流れてくるとプラグが発火しないままイグニッションコイルだけに負荷がかかる状態になり、イグニッションコイルに内蔵される安全装置のような機能が働き、これが継続し続けるとイグニッションコイルが壊れるという流れのようです。

 

寿命を迎えたプラグは見た目ではわからない

寿命を迎えて発火しなくなったプラグの写真

実際手にとって見ても、正常なやけ具合でオイル濡れもなく、正常そのものに見えますが、完全に寿命を迎えてしまい、不動のスパークプラグです。(新車装着後10500kmで寿命)

最近の自動車に採用されるイリジウムプラグは1万km走行の新車でも陶器の部分にサビのような赤い汚れが出ることもあり、その状態で正常に動作するものもあります。

また、この事例のように10万km走行でプラグホールへのオイル漏れも一切なく、燃焼具合も見た目では正常に見えるプラグですら、突然動かなくなる「寿命」を迎えることもある。

目視した程度では寿命なのか?なんらかの内部故障なのか?全くわからない。

 

左の2本が完全に停止した気筒のプラグ。

2気筒停止の原因はイグニッションコイルの故障でしたが、そのイグニッションコイル故障の元凶となるのがこのプラグの不動でした。

やけ具合を見たくらいでは正常かどうかの判断ができないイリジウムプラグ。

電極のやけ具合はこんな感じで減っている様子もない。

 

故障したイグニッションコイル

スパークプラグの寿命と言われる10万kmまで未交換で走行できたワゴンR。

それ自体は素晴らしいことで非常に耐久性の高いイグニッションコイルとスパークプラグだと言えますが、やはり、寿命を迎える前に交換できればしておきたいパーツと言えます。

壊れたイグニッションコイル

オイル付着も一切なく、見た目は正常そのもの。

見た目では何もわからない。

 

 

早めの交換がオススメ

プラグ未交換時期が長い車両なら8万km程度を目安にプラグ交換をしておくと予備整備になって安心して運転できそうです。イグニッションコイルも同時交換と考えたいところですが、イグニッションコイルは純正品は非常に高価なのでこのあたりはお財布と相談しながらで、

実際に寿命が来てからの交換でいたしかたないと思います。

予備でイグニッションコイルを1本常備しておくと、本来の寿命が来た際に全部交換へ踏み切る判断がしやすいように思います。

ワゴンRの純正プラグ(スズキ車K06A)

 

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今回はこれらの部品を購入し交換。

 

結果、非常に安定したアイドリングを取り戻しました。

エンジンの吹け上がりが良くなり、交換前よりもトルクフルなパワーフィールになりました。