とりあえず、タワーバー
ボディ補強といえばストラットタワーバーとでも言えるくらい有名な補強パーツ。
タワーバーの効果って「つっぱり」ではなく「ひっぱり」だそうです。
ひっぱり?
なので、ストラット部分をワイヤーで繋ぐのと同じようなものだとかどっかで見たような気がする。
そういう理屈なら非常に体感しにくいのではないでしょうか。。
過去のボディ補強経験は
GC8インプレッサでタワーバー、フロントロワアームバー、リアロワアームバーとか同時に入れて4WDなのにFRみたいになったー!とか喜んでたときもあった。
あと、商用車いじってた時もタワーバーとロワアームバーつけたけどタワーバーのみでは効果を感じることはなかった。
しかし、今回はもともとボディが弱い(であろう)、10年落ちで15万km走行の車体
しかも軽自動車。
さぞかしタワーバーでの引っ張り効果でコーナリング性能とか変化つかめるだろうと妄想しつつ装着してみた。
タナベサステックプロ タワーバー装着インプレッション
購入したのはこれ
タワーバーなんてどこのメーカーのどの太さのつけても上下に逃しとかあるし同じだろうというのがもともと持ってた印象。(つっぱり効果だと思ってたので、、)
その上で一番安いTANABE製を装着してみた。
一般道インプレッション
装着前と後での変化はほとんどわからない。フルバケで普段から路面情報やエンジン情報を全身で感じてるのでかなり神経を尖らせて変化をつかもうとしたけど普通に走ってる時には何も感じない。
コンビニとか入る時に歩道の段差を斜めに乗り上げてみると
なんとなく車体が並行に乗り上げたかも?
みたいな変化を感じるような気がする。
これも「せっかくつけたので変化欲しい」
という願望から出てるだけでの「気のせい」かもしれない。
高層道路インプレッション
直線
直線では特に変化を感じない。わざと100kmくらいで左右にゆさぶってみても、クイックな操作感とかは無い。昔GC8ではこれで劇的な変化があったので感動したんだけど、、。あれはロワアームバーの影響だったのかな?
高速カーブ
もともとパワーの無い車なので、下りのロングスロープで左右に曲がりくねった道路での感想。
なんとなくだけど、やっぱ車体のロールが増えた感じがする。
サスとダンパーは硬め、タイヤのグリップはまあまあのコンフォートタイヤ。
サスが硬いので装着前は本当にロールが少ない状態だったけど。。
タワーバーの効果感じる前にタイヤのほうがスザスザ滑るのでやはりタワーバーの効果というものはここではわからなかった。
曲がってる最中にフロントが流れるクセがあるので途中でアクセル抜いてタックインさせたりとかいつもどおりやっても大きな変化を感じ取れなかった。
制限速度内なので感じようが無いのかもしれない。
ハイグリップ履いてサーキット走行とかすればもうちょい体感できるものはあるのかもしれない。
ワインディング
いつも走るコース(すでにこの車で3000kmほど走ってる道)でテストしてみた。
これも、なんとなくだけど
取付け後ここへ来るまでに何度かカーブ経験したので、思い切って
最初からイン、イン、イン
みたいな曲がり方を試すと、けっこう違いを感じたり出来たような気がする。
急ハンドルで内側へ向けてもシャープな回頭性というか反応はないけど、
ワンテンポ遅れながらもタワーバー装着前よりは速く内側へ車体が向かう感じ。
ただし、カーブ出口で大きくスロットル開けるとなんかケツが滑りだしそうなオーバーステア気味な恐怖感もあって踏み切れないシーンが多かった。
なんなんでしょうね、これ?
アウトインアウトでなんかクセが変わったようで怖かった。
(現在装着してる補強パーツはタワーバーとリアピラーバーのみ)
いずれにせよ、急ハンドルを切ると車体がよじれる感じが以前より増した気がする。
Bピラーあたりの床とかよじれてる気がする。
同時にフルバケもよじれるシーンが増えてるので実はコーナリング速度とか上がってるのかもしれない。
はっきり計測してないのでよくわからないけど。。
総評
タワーバー装着の効果は
Aピラーの真下にあるストラット部分にひっぱり棒つけても
「大きな変化を感じれるシーンは少ない」
というのが一般道を走行しての感想。
全体的なボディサスペンションのバランスが崩れた印象。
でも、なんとなくコーナリング速くなったような気がするような印象。
正直なところ
これだけつけて何がいいんだかハッキリわからない。
でも付けたくなる不思議なパーツ
それがストラットタワーバーなのかな。。
オーバル形状の中空で剛性は高そうな見た目と軽さの両立
サーキットとかで使うパーツとしてはいいものなんでしょうね。