「右車線だらだら問題」あおり運転が多発する原因はキープレフトが常識じゃなくなった世代間の摩擦が大きいせいかもしれない

あおり運転怖いですよね。

ニュースやネットで見かけるあおり運転の映像を見るたびに運転するのが怖くなります。

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あおり運転とキープレフトについて

さて、あおり運転って、事件になってるひどい事例のほかに、普段から全国各地で大なり小なり発生してるはずなんです。

なぜなら、現代ではキープレフトという常識を知らない若い世代が主流で、キープレフトを守ろうとする古い常識を持つドライバーと若い世代の摩擦が生まれやすいから「煽った煽ってないトラブル」は日々あちこちで起きてるはずです。

 

昭和から平成初期に自動車運転免許とってる世代ならキープレフトが基本として運転してるので、キープレフトじゃない車両には後ろから接近して教えてあげるという風習があったんですよね。

え?そんなの無い?

 

いや、私が育った大阪、神戸方面では常識でした。

右側だらだら走行してる車両がいたら後ろからヘッドライトパッシングで教えるとか、ウインカー右にチカチカさせて教えるとかごく普通のことでした。

というか、それが正しい運転マナーです。

後方車両の存在を先行するマナー違反者へ教えることがダラダラ車に一番近い車の義務でした。

教えないと、こちらが後方から追撃でバチバチされるわけです。

右側だらだら走行して後方の車両に気づいてないとか車線を譲らない迷惑ドライバーはマナーの悪い運転手なのでよくヤクザに引きずり出されて○○られる姿を見かけたものです。
※当時はそれ系の黒塗りの車が正義の見方に見えたほどです

 

この習慣は教習所でも教わったほどです。

Q: パッシングっていつするの?

A: 前の車が遅いときや!

A: 地方に寄っては右ウインカーやからね。

そう教わりました。

パッシングや先行車のミラーに自車を写し込む行為は決して煽りではなかった。

 

決して今で言う「煽り」ではなく、「自車の存在を教えてあげる」というマナーだったんです。

それに気づいたドライバーはすぐに左車線へ戻る

これが常識であり正しいマナーでした。(右車線に限る)

煽り運転は正常な運転マナーだった時代(右車線に限る)

今やってしまうと完全にあおり運転で警察につかまりますから、話半分で聞いてくださいね。

私が免許をとった昭和の終わりから平成初頭にかけての時代の話です。

 

運転マナーの良い大人のドライバーは「キープレフト」が基本でした。

右車線を走行するときは「追越のため」であり、通常走行で右車線を走行する人はレアでした。

(黒塗りの神戸ナンバーのベンツだけが走行できる車線だったように記憶しています。)

 

道路交通法という法規上では右車線走行が違反になるのは高速道路だけ。

一般道は右車線走行しても違反にならないようです。

しかし、高速でも一般道でもみなキープレフトでした。

 

あの時代のキープレフトという交通マナーの良さは素晴らしいもので

高速道路でも一般道でも同じだったように記憶しています。

右側だらだら走ってるとパッシングされるという常識がありました。

 

右車線でパッシングされたらパッシングされるほうが悪いんです。

それが常識だったように記憶しています。

 

つまり、右側をだらだら走行している車両がいたら、高速道路であろうと、一般道であろうと、キープレフトを守ってない非常識なドライバーという立ち位置になるので「煽られた被害者」的な現在のような守られた立場はなかったように思います。

今の20代、30代のドライバーさんから見たら驚きのマナーですよね。

 

教習所でも運転免許試験場でもこの説明を受けた記憶があります。

「右車線は追い越し終わったらすぐに左車線に戻りや。」

「後ろからくる車が右にウインカー出したらどかなあかんで。」

「パッシングされる前に左車線戻りや」

一般道でも高速道路でもこんな常識感がありました。

パッシングされるほうが悪いという常識です。(ただし右車線に限る)

時代が変わって常識も変わった

30年ほどまえの常識と今の常識は違うようです。

交通ルールは今も昔も大幅には変わっておらず、

  • 高速道路では右車線走行は違反
  • 一般道での右車線走行は違反ではない

今はこれが常識になってます。

ネットで正解を知りやすくなってますからね。

 

しかし、これを理解していないドライバーは結構多いようです。

私自身も最近知りました。

今はキープレフトしなくていいんだと。。

一般道の場合キープレフトしなくていいんです。

(昔からみたいですが、ネットのない時代は、上道でも下道でもキープレフトだけが常識でした)

 

 

今の若いドライバーはキープレフトしてる人はほぼいません。

大阪市内を走行するパトカーを見ても右側走行です。

運転してる警察官を覗き見るとだいたい若い20代か30代の警察官です。

 

今はキープレフトという言葉はなくなってしまったのでしょうか

増えすぎた車と右車線

一般道で右側走行したい気持ちはわかります。

大阪市内なんて2車線あれば左車線は駐車だらけ。

取締も間に合わないほど違法駐車が増えている。

左車線を走行し、違法駐車してる車両を避けようと右車線に移動したくても右車線はキープライトを常識とした今のドラーバー世代で埋め尽くされています。

 

つまり、ひとたび左車線に入れば右車線へ車線変更するのが困難。

右折すら困難なシーンだらけ。

これが大阪市内の現状です。

 

こんな状況で左車線入ったり右車線へ移動したりするのは危ない。

ならば最初から右車線でダラダラ走る車たちに紛れ込むほうが安全。

 

誰が見てもそう思うのではないでしょうか?

 

車が増えすぎてやむを得ない現実という感じでしょう。

あおり運転が発生する一つの原因

右車線で先行車へ接近しミラーに車体を移しこむ行為やヘッドライトのパッシング行為をあおり運転とするのであれば、平成初期以前に免許を取得したドライバーと以降のドライバーではマナーの認識に違いがありすぎます。

 

あおり運転の原因として、常識感が正反対にあるドライバーの分布が大きなポイントとなっているように思えます。

 

この右側走行を当然とするドライバー世代と、キープレフトが当然とするドライバー世代の感覚の違いが現代の路上で起きるドライバー同士の意識の摩擦となって煽った煽ってないトラブルの発生源になるのではないでしょうか?

※あくまでもあおり運転が発生する原因のひとつというだけです。

キープレフトでルールを守ってる人の意識

キープレフトを守る常識のあるドライバーの多くは

「こいつら右側ダラダラ走りやがって、並走状態で危ないいやんけ!」

「こいつら右側ダラダラ走りやがって、右折できへんやんけ!」

「こいつら右側ダラダラ走りやがって、左から抜かなあかんやんけ!」

「車と同じ速度の自転車だらけで、キープレフト守る自分が危なくて損やんけ」

とか思ったりしてるものです。

 

私などはいつも、キープレフトを頑なに守るがばかりに、右折したいシーンでは、あまりに早くから右車線走行するのに抵抗があります。(右側走行になるので)

しかし、混雑してるときは、それなりに近く(信号1個手前くらい)から右車線へ移動したくても、すき間がなくて強引に割り込むしか無い場合も結構あります。

こっちがルール守ってるのに、割り込みでこっちが悪いみたいに思われたくない。

そう思ったりもします。

キープレフトを守っていると起こる弊害

  • 右折できないことがある
  • 右折しようと車線変更すると割り込み運転として、暴力的な煽りを受けることがある。
  • 速度の早いロードバイクなどの自転車と接触リスクが高い
  • 違法駐車によって見えない飛び出しリスクが増大

 

今や左車線なんか走行していいことなんてひとつもありません。

キープレフトは過去のもの?

キープレフトを守る人とキープレフトは過去のものとなる人

それぞれの正義は対局にあるので、キープレフトを守るドライバーからすれば右側走行してる車両を見れば非常識なドライバーに見えてしまうものです。

右車線をだらだら走行する先頭車両がいたら、近づいて車体を左右へ揺らしてでも教えたくなる。

運転歴の長いマナーを守るドライバーならそんなドライバーも少なくないはずです。

 

運転に集中せず右側をダラダラ走行する車両が非常に多い現代です。

後方の混雑を気にして先行車へ後方の存在を認識してほしいとき、われわれはただ待つしかできないのでしょうか?

キープレフトを守りたくても守れない現代

車が増えすぎて、ドライバーの常識がばらつきすぎている現代です。

キープレフトと教わった世代とそうでない世代。

キープレフトを守ろうとする世代とキープレフトを無視する世代

そういう相反する世代のドライバーが共存するため、路上では互いの正義がぶつかりあって「あおり運転だ!」「いや、煽ってない」論争が勃発するのかもしれません。

 

ニュースで見るような暴力的な行為はあおり運転以前の問題で、あれらの事件とごく日常に発生する右車線で発生するダラダラ運転に対する後方確認を求める車両接近を同じあおり運転としてひとくくりにするのはやめたほうがいいと思う。

 

現代ではキープライトが圧倒的多数派です

2019年の道路事情では、右車線、つまり本来の追い越し車線を第一通行帯を認識しているドライバーがほとんどではないでしょうか?

これに逆らい古い常識で運転していると、割り込んだとか、煽られたとか言いがかりをつけられ追い回される暴力的あおり運転の被害者になりそうです。

多数派に合わせて運転しないと、それだけで悪者になるのが現代です。

 

現代の交通マナーやニュースを見ていると

もはや何が正しいのかすらわかりません。

 

交通マナーが時代とともに変わるなら、すべてのドライバーへ、今一度交通ルールやマナーの再認知を求める活動が必要なのかもしれません。

 

本来は意地でもキープレフトな私ですが、今の時代にキープレフトを守るかつての常識やマナーを遂行すれば煽り運転手として検挙されることもある。一方で、その反撃的行為として暴力的運転行為で被害を被ることもある。

こんな時代なので、多数派に合わせて運転するほうが安全なのかもしれません。
私のような昔からの運転マナーを守りたいドライバーは現代風の暴力的なあおり運転に遭遇しないためにも現代の多数派であるKEEP RIGHT(キープライト)に合わせて運転するしか無いのかもしれません。。

 

キープ・レフトが一般道でも高速道路でも常識だと思ってた方は、ぜひご意見などSNSで頂戴いただけると勉強になります。