ゴルフ6GTIドアミラー交換修理方法とドア内張り剥がし方のとオススメのリムーバー

こちらのゴルフ6GTIは売却しました(買取価格はこちら)

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先日、嫁さんの運転でドライブ中、袋小路に入り込みバックしながら引き返そうとしたら左側(助手席側)のドアミラーを激しく電柱にひっかけた。

ドアミラーのガラス部分が激しく割れ、ウインカーの透明な部分も割れ、ドアウインカーが付かなくなった。

ウェルカムライトは点灯、ミラー用モーターも稼働、ドアミラーの開閉も稼働するが、肝心のガラス部分とウインカーが死んだので修理することに。

VWディーラーにて修理料金の算出をしてもらうと損傷部分のパーツ交換で26000円程度。ドアミラーをユニットごと(根本から)交換すると約52,000円程度となる。

ちなみに中古で購入したショップに見積もりとると、中古パーツで修理して32,000円という。

ヤフオクに20,000円~25,000円ほどで出品されてるVWゴルフ6用のドアミラー。

これに手数料12,000円つける中古屋。

まあ、ドアミラー交換くらい自分でできるかな?

と修理交換作業にチャレンジしてみた。

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ドアミラー交換方法は2種

  1. ひとつはドアの内張りを剥がしてツイーター外してドアミラーの根本から取り外す方法
  2. もうひとつは車体外側でドアミラーを分解していき部品交換する方法

この2種類。

今回はドアミラー部分をユニットごとヤフオクで落札したのでドア内張りからミラーユニットごと取り外す方向で進めてみた。(実はこれ失敗するのですが。。)

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ヤフオク落札のゴルフ6TSI(スタンダードモデル)のドアミラーユニット。

ミラー熱線、ウェルカムミラー、ウインカーライト(LED)、角度モーターともに問題なく稼働するもの。

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TSIもGTIも全く同じ部品で構成されるドアウインカー。

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多少のスレや色あせはあるものの、使用上は問題なさそう。

必要工具はコレ

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ハンディリムーバー。

KTCの内装剥がし。

傷だらけにしないためにもこの幅ものもが絶対必要です。

 

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細いリムーバーは手持ちであるのですが、何しろ、トヨタやメルセデス並かそれ以上に内装がキッチリ組み付けられているといわれるフォルクスワーゲン。

細いリムーバーではドアの内張り剥がしが困難であろうと思い、太いものを用意した。

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助手席側のツイーターを取り外し、コイツの根本から除去する作戦です。

ドアの内張り外しは多少のコツはいりますが、簡単

助手席側のドア、

ドアハンドル部分を内張り外し(リムーバー)でペコペコ外します。

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金属のツメでドア側の引っ掛け部に強めに引っかかってるため、→のアタリにリムーバーを差し込み1箇所ずつペコペコ外せばペコン!と外れます。

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ドアハンドル部分のパネル。

こいつを外したら、ドアの下(寝転んで覗き込めば見える)の真ん中あたりにトルクスネジがある。

 

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さきほどの、ドアハンドル部のパネルを外して3箇所のトルクスネジを外す。

そしてこの部分のトルクスネジを外す。

ネジ止め箇所はこの4つだけ。

あとは内装クリップ6箇所を外すのみ。

ドアの前方向に3箇所、(上、中、下)

ドアの後ろ方向に3箇所(上、中、下)

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こういうクリップでドアと内張りが完全密着してる。

リムーバーを内張りのスキマ(指で引っ張るなどしてわずかなスキマを作り出し)にツッコミこのクリップ付近でペコン!と引き抜くイメージでリムーバーを動かします。

差し込んでテコの原理で押し込む感じが外れやすいかな。。

クリップを6箇所外せば、内張りを持ち上げるように窓枠への引っ掛かり部分を外す。

これで内張り外しはOK.

ドアの内張りが外れたらツイーター部分を外す。

引っ張れば外れる。(3箇所のクリップで密着してるのでクリップは再利用する。

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すると、ドアウインカーを固定する太いネジ穴が現れる。

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な、?ナンダコレ?

トルクスネジっぽいのですが、かなり太いですT50~T55くらいかな?

手持ちの精密ドライバーに必ず付属するT10レベルの細いものではどうにもできず。。

このボルト外せばミラーをまるごと交換して作業終わり!

のはずでしたが、作業はドアミラー分解修理の方向へ変更です。

ドアミラー分解修理の方法

ドアミラーウインカーを分解して内部のパーツを交換していきます。

必要工具は

  • リムーバー
  • トルクスドライバー(T10)

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まずはドアミラーを運転席からコントロール。

  • ガラスを出来るだけ上方向に向けます。(指突っ込む隙間作る)
  • そして外に出てミラーユニットを車体前方へベコン!と折りたたみます。

軽い力でペコンと前向きます。

国産慣れしてると何度やっても大丈夫、VWのドアウインカーはよく出来てるなあと感心しますよ。

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いきなり指は入らないのでリムーバーを出来るだけ中心に届くようにツッコミ、

ペコン!とミラーとモーターがつながるツメを外します。

1個外れたら2個くらい同時に外れてるので、そこで指を突っ込んでガラスを広めに裏側から押し出せば外れます。

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内部のツメの様子

敵はこんな感じで踏ん張ってます。

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外せば、熱線ヒーターの電源ケーブルで繋がってる状態です。

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矢印側、こっちがプラス(これあとで忘れがちなのでメモ)

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作業のじゃまになるので細いギボシで繋がってるのでケーブル外します。

矢印側がプラスね!

次は、トルクスネジ3箇所で固定されてるだけのミラーモーター部分を外します。

簡単なので説明は省略。3箇所ネジ緩めるだけ!

そして、外装カバー(塗装部分)を外します。

外周部の黒い樹脂はモーターの土台と一体型になってます。

これと塗装部がトルクスネジ2本で固定されてるので2本外します。

さらに外装カバー塗装部分は下記、矢印部分を指で押上げて、

さらに外側へプッシュする感覚で押せば簡単に外れます。

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外装カバーを外した状態。

上から見るとこんな感じ、、、。ホコリ溜まってます。

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今回、うちのミラーはガラス割れだけでなく、ウレタン外周部分でもあるモーターの土台部分まで割れてましたw

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モーターの土台はさらに折りたたみ稼働部の土台につながってるのですが、ここは取り外しが困難なため、モーターの土台パーツ(黒い外枠一体型の土台パーツ)をドナーから移植することにする。

こちらの黒い土台パーツはトルクスネジ2本で固定されてるだけなので取り外しは簡単。

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外周ウレタン部兼モーター土台部分はコレで外れて

同時にウインカー部分兼、ウェルカムランプを構成する一体型外枠も外れます。

うちの場合、ウインカーの透明部分も割れてたのでここも交換します。

こちらのウェルカムランプとウインカー一体型の底面パーツは

  • モーター用の電源ケーブル
  • ウェルカムランプの電源ケーブル

で繋がってます。

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矢印の部分を外す。

ウェルカムランプは指で摘んで軽く外れます。(再度取り付ける際はしっかり押し込み防水を維持できるように)

ウインカー用のソケットはやや固いのでプライヤーなんかで摘んで引っこ抜くと簡単。

以上で、損傷部分および、外装部分の取り外しは全て完了。

続いて、

ドナーパーツも同様に分解

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さきほどの手順と同じように分解作業から

ドナーパーツを分解する

  1. ミラーを指で押してリムーバーを突っ込みガラスを外す。(このガラスを使う)
  2. モーターのネジ3つをトルクスドライバーで外す。
  3. モーター土台兼外周ウレタン部のねじ2本外し
  4. ドアミラーカバーの2箇所を指で押してカバー外し
  5. 外枠一体型のモーター土台を取り外し
  6. ウェルカムランプウインカー一体パーツのケーブル2本を外し
  7. ウェルカムランプ、ウインカー一体部部分をグリグリして外す。

修復段階(車体へ装着する)

  1. ウェルカムランプ、ウインカー一体の土台部分を車体に取り付ける。
  2. ウェルカムランプの玉を指しこんでつける
  3. ウインカーの電源カプラーを差し込む
  4. モーター土台部分(黒い外枠一体部)を取り付け、ウインカーカバーを同時に取り付けネジ2本で固定
  5. モーターをトルクスネジ3本で固定
  6. 交換用ミラーに熱線電源ケーブルを差し込む(プラスマイナス注意)
  7. ガラスをペコンとはめ込む。

動作確認OKなら作業は完了。

無駄に内装まで剥がしましたが、ミラー分解で修復するより可能ならユニットごと交換するほうが手っ取り早いかも。。

ただしドアミラー固定用のトルクスネジのサイズが不明。

トルクスなのかどうかも不明です。。

とはいえ、損傷部分の交換のほうがコスト的にも安く仕上がるので中古パーツで治すならこっちのほうが覚えておいて損はないかなと思います。

 

今回はコイツ1本で内装からガラス外しまで全部スムーズに出来ました。

さすがKTC。

 

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車両保険は入ってないのですが