HKSのEVC-S操作方法メモ
http://www.hks-power.co.jp/aftersupport/faq/img/evc/pdf/evcs_manual_evcs.pdf
とりあえず、必要な箇所だけHKSのHPより。
目標ブースト0.8として設定メモ
オフセット設定について
オフセット値の設定範囲は、0~100%です。 オフセット値は、値が大きくなるとブーストが上がり、値が小さくなるとブーストが下がります。
ここの設定数値はアクチュエーターの能力を100%出す場合は100と入力。
つまり100をいれるとタービンの排気圧を漏らして過給圧をコントロールするはずのアクチュエーターのバネ強度いっぱいで作動することになる。
SR20DETノーマルのアクチュエーターの場合、最大ブーストは0.6程度らしいが、オフセット設定を100にするとオーバーシュートしてブーストメーター上は1.0k超えたりする。メーターで1.0超えても実際は0.8くらいしか加給されないっぽい。
とりあえずうちの180sxのノーマルタービン、強化アクチュエーター仕様ではここの設定は60程度にしておいた。
レスポンス設定
レスポンス値が大きくなるとブーストの上昇速度が上がりますが、オーバーシュートやハンチングが発生しや すくなります。 レスポンス値が小さくなるとブーストの上昇速度が下がりますが、オーバーシュートやハンチングが発生しに くくなります。
この設定はEVC-Sに付属するソレノイドバルブが開くためのレスポンス設定となる。
目一杯レスポンスを上げたければ100を入力するといいが、あまり数値を大きくするとオーバーシュートするのでタービンに悪影響出そうな印象。
とりあえずここの設定は80くらいにしてみた。
オーバーブースト設定
オーバーブースト値の設定範囲は、0~250kPa、もしくは0.0~36.0PSIです。 オーバーブースト値は、バルブがブーストコントロールを開始する数値となります。設定値まではアクチュ エータへの圧力が0になり、タービン性能の最大で立ち上がります。 オーバーブースト値を目標ブーストに近くなるように大きくすると、レスポンス値を大きくするより立ち上 がりが良くなり、早く目標ブーストに達することができます。 オーバーブースト値が目標ブーストに近すぎる設定値では、オーバーシュートが出やすくなります。
ここの設定はアクチュエーターが開くまでの圧力を決める項目。
高めの圧力をいれるとアクチュエーターが開くのが遅れてブーストの立ち上がりが速くなる。しかしながら、こことオフセット設定の関係で仕様によってはオーバーシュートが激しくなる。
ワーニング設定
ワーニング値の設定範囲は、0~250kPa、もしくは0.0~36.0PSIです。 ワーニング値は計測ブーストが、この設定値以上になると、ブザーを鳴らし警告すると共に、5.4.ドロップ値の 値分、オフセット値を下げ、ブーストを下げる動作を行います。
うちの180sxの場合、は、とりあえず100kPaでワーニング設定しておいた。
上記の設定でいまだに警告は出てないので安心して踏めるレベル。
ドロップ設定
値を点滅表示します。 ドロップ値の設定範囲は、0~100%です。 ドロップ値はワーニング動作時にブーストを下げる値です。
ワーニングが作動した際に落とす圧力を入力。
ちょいさげ(20%ほど)落ちれば十分なので80%で入力
パワーFCの燃調セッティング
ブーストを0.5から0.8程度に上げたので燃料調整も行った。
負荷14/20のゾーンより上の負荷ゾーン15/20~20/20がもともと濃すぎる。
エンジン回転数2400rpmから上がやや濃い目で、5400回転付近から上はさらに濃い目になっていた。
パワーFCの燃調設定が濃すぎるので純正のインジェクターでは使用率100%になってしまう。
100%とパワーFC上で表示されてもインジェクターの容量そのものは問題ないが、どちらにせよ最大負荷、最大エンジン回転でも濃すぎる。
現状のノーマルタービン仕様ではインジェクターは純正のままで十分対応出来る。
なので、高回転域と高負荷の上記ゾーンで燃料をより薄く設定。
参考にしたセッティングシート
非常に参考になる具体的データです。ありがとうございます。
こちらの方が書かれてる燃料マップで十分な印象だが、うちの180sxの場合はノーマルインジェクターで100%未満で対応できそうなのと燃ポン強化で燃圧に余裕あり、インタークーラー大型化で吸気温度下げてるためもっと薄くしても大丈夫な雰囲気。車種は違うけど、いろいろいじった結果目標空燃比は同じようなものなので入力数値も同じで問題ない。更に薄く出来る。
とりあえず、こちらを参考に同じデータでサーキット(2速3速)&長い上り高速道路(4速5速)で調整しようと思う。ブースト0.8(オーバーシュート最大1.0として設定。
現状の設定は加速増量と水温補正を一部修正してるのでフル加速でもノッキングは少ない。しかしながら安全対策(過負荷での大量燃料噴射冷却によるエンジン保護)で一部吊るし状態のマップを含ませてるので負荷14/20のゾーンより上の負荷ゾーン15/20~20/20、エンジン回転数2400rpmから上をやや薄めと5400回転を大幅に薄くする必要あり。
今の燃料マップのままでノッキングは最大で22程度。(気温20度以下)
マフラー出口に黒いすすがたまりすぎるのでかなり薄くする必要がある。
とにかく今のPFC設定では600回転から上が遅いw
もっと速くなるはず。。
設定は別途メモ予定。