パワーFC設定メモ180sxノーマルタービン仕様FCコマンダーによるセッティング

パワーFCを吊るしの状態で1年使ってみてからノーマルのECUに戻した

1ヶ月ほど純正コンピューターで乗り続けてるとパワーFCの吊るし状態より加速がいいと感じたのでパワーFCの設定を改めて手探りで試してみた。

パワーFCの吊るし状態では燃料が濃すぎる

そしてその濃い状態でインジェクションがやや進角してるっぽいです。(ノーマル比)

なので今回は常用域とサーキットでフルパワーをかけるゾーンで燃料を薄くする設定のメモです。

全部体感で調整してるので自分用のメモです。

空燃比系も排気温度計もない状態での設定です。

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車体の仕様

  • 180sx 中期SR20DET赤ヘッド
  • フロントパイプHPI交換
  • 触媒ストレート(メタル)
  • マフラー APEXi N1マフラー(旧タイプ)
  • エアクリ APEXi パワーインテーク
  • ノーマルインジェクター
  • ワルボロ255燃料ポンプ(NISMOやGTR用と同等)
  • 車体は後期180sxNAのAT車両
  • ブースト0.65k(ノーマルソレノイドバルブ)

という状態。

パワーFC(FCコマンダー)での設定

まずはリセット

リセット後、ブーストコントローラー無しを選択してエンジン始動。

アイドリング学習(ローテンプサーモを着けてるため水温がなかなか80度以上にならないため、FCコントローラーのアイドリング回転数調整(レブリミット等設定画面)でエアコンON,エアコンオフ時のアイドリング数値を最大の1200rpmと1300rpmへ一旦上げる。するとしばらくするとアイドリングが安定して息継ぎしなくなりもとの800rpmへ戻せば安定したアイドリングになる。

エアクリの設定画面AirFlow Select

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エアクリを外品のキノコタイプに換装しているため、ここではFCコマンダーにある便利な機能を使ってエアフロの電圧制御をPower Intakeにしておく。

これを選択して乗り続けてみたが、エアクリメニューを下のほうにステップアップしていくほど濃い目になるっぽい。

PS13ノーマル選択状態でキノコタイプのエアクリ使えばノーマルECUっぽい濃すぎない燃料噴射になる印象もある。

パワーインテークを選択すればPS13選択時より燃料の噴射量がやや増えるような印象なのでその辺を考慮してマップを薄くしていく方向。

水温による燃料噴射量増量を調整

ローテンプサーモ装着なので平常時の水温は64度くらい。(パワーFC読み)

通常走行でもまず80度になることはない。

そして吊るしのままでは

FCコマンダーで水温が80度以上になってくるとやたらとノッキングが起きる。

これを改善するための設定として

セッティングのWaterTemp Correctionという画面

これがデフォルトの設定状態(エアクリはパワーFCを選択してる状況)


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これを以下のように変更した。

デフォルトの水温80度で1.00となるのを

50度で1.00とし、逆に80度でやや燃料増量するようにしてみた。

数字を選択して5回ほどコマンダーのボタンをクリックして増量。

後に出てくる燃料マップの書き換えに対する水温補正として同等の数値を80度域で増やしておいた。

右側はよくわからんので、他の温度域に従いさらに数値を増やしておいた。

メモ:今後水温見ながらここで燃料増減を調整する。

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燃料マップの書き換え

テストモードで燃料を減らしたり増やしたりしながら

サーキットや高速道路、峠の上り坂などかなり負荷をかけながらテストしたところ、燃料を4(コントローラーで4回クリック)ポイント増量したくらいが加速もよく低回転でのアクセルのツキもいい感じだった。つまり全域で4ポイント薄めても大丈夫っぽいフィーリングだった。

5ポイント(クリック)アップでは水温75度付近からノッキング数値が60を超えだし、3ポイントではややかったるいためノッキング数値は水温80度付近で60くらい出るときもあるけど加速感の良い4ポイント減量を燃料マップに割り当ててみた。

以下は上記の

エアクリ パワーインテークを選択した状態でのパワーFCの吊るしの燃料マップの状態をメモ

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以上がデフォルトの20×20マップの状態。

これらの20×20のマスはそれぞれ

  • 横軸がエンジン回転数(1マス400回転ずつ右へ上昇)
  • 縦軸がエンジン負荷(詳細はよくわからない)

というもの。

ノーマルタービンにノーマルのソレノイドバルブという状態で吸排気パーツを交換した程度では平地のフル加速でも上り坂のフル加速でも負荷は15段目くらいにとどまる。(マップモニターでピークホールドして調べた結果)

なので16~20までの負荷部分は吊るし状態のまま(燃料多い目)放置にすることでシリンダーヘッドの熱冷まし用として触らないでおいた。(自分の車体ではマップトレースがここを読むことはほとんど無かったので無視)

燃料マップのトレースモードでは

回転数2000~7500(マップの枠横軸6~18くらい)

負荷 マップの縦軸 2段目~15段目程度をトレースしている感じ。

なので

エンジン回転数で0~8000までの全域(横軸1~20まで全て)

負荷で1段目のマス~15段のマスを全て

燃料4ポイント減量(4クリック減量)した。減らした

燃料map書き換え後のFCコマンダー画面

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  • エンジン回転数マップのマスを1~20まで
  • エンジン負荷マスを1段目~15段目まで
  • すべて4ポイント(クリック分)減量してみた。

 

※今回は加速増量の設定はしていない。

すでにデフォルトで進角されてるっぽいでインジェクションタイミングは今回は触らないでおいた。

その後の走行フィーリング

吊るし状態よりも

  • ノーマルECUに近い感じで燃料濃いめではないフィーリングになった。
  • どちらかというと薄めに感じる回転域(負荷にもよる)もある。(ごく低回転)
  • 3500回転あたりから6500rpmの加速感が劇的に上昇。(ブースト感ありまくり)
  • ノッキングは60位内に収まるFCコマンダー水温で74度付近から高負荷時(エンジン回転数5000rpm前後や高回転7000回転付近)に60近くなる。
  • 水温が70℃未満の時はノッキング数値は30超えることはない。
  • 普段の一般道での追い越し加速や通常運転ではノッキングは20未満に収まる。
  • そして低速加速はまあまあ(圧縮8.5のターボエンジンゆえ)
  • 排気温度は計測していないので長時間高回転で走ると危ないかもしれないが30分ほど連続で2速のまま5000回転以上キープして登ったり下ったりしていても水温は75度を上回ることもなくノッキングも60を超えることはなかった。(気温27度)
  • シフトチェンジの際にややノッキングメーターが暴れる感じがあるので加速増量も設定してみるといいかもしれない。
  • 水温80度超えはまだ未テスト
  • 4速、5速のフルブースト(0.8kpa)未テスト

 

パワーFCはデフォルト(吊るし)状態では

  • 燃料が全域で濃いめになってる
  • エアフロをステップアップするとさらに濃い目になる
  • 噴射タイミングは全体的に進角してるっぽい

という感じだったので感覚で調整してみたメモ。

たぶん秋冬ならサーキットでガンガン回せると思う。(自己責任)

 

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