久しぶりに180sxでタイヤを履き替えました。
今回履き替えたタイヤはATR-SPORTSです。以前装着していたATR-SPORTS2が好印象だったため、更に価格の安いATR-SPORTS(2がつかない方)はどんな乗り心地なのか?
ある程度信頼感のおけるグリップ力と静粛性を求めて装着してみたのでインプレッションです。
タイヤATR APORTSレビュー
レビュータイヤはこれ
- 名称:ATR SPORTS
- サイズ:215/45R17
- 装着車両:180sx ターボ FR
- 主な走行シーン:街乗り100%
- 4本交換価格 20,000円 工賃持ち込み6000円~8,000円
ATR-SPORTSの評価
今回は交換前のタイヤが溝なくなる寸前のナンカンNS-2Rということもあり、タイヤ交換後は劇的な静粛性を実現した(笑)。
オートウェイで主に扱われるタイヤですが、位置づけとしてはスポーツタイヤとして記載されています。ただし、たしかにドライグリップではやや高いグリップを示すものの、ナンカンNS-2Rや、ATR-K SPORTSあたりと比較するとかなりグリップ力は下がりますので注意したいところです。
ドライ性能 3.5点
ドライ性能はサーキットで最高のタイムが出るハイグリップタイヤ(ナンカンAR-1やラジアルのTOYO R1R アクセレラ651スポーツ ポテンザ S001あたり)を5点満点とした場合の評価で3から3.5という位置づけ。(AR-1は5点では収まらないが。。)
街乗り水準で言えば、非常に安心感のあるグリップがあります。
よほど硬い競技用の車高調でも入れてない限り、十分な荷重移動が可能で、ブレーキングでしっかりとノーズが沈み込むため、減速時にフロントへ荷重をしっかり載せてタイヤの性能を活かしきった安全走行が可能です。
ウェット性能3.0点
ウェットコンパウンドの性能は2,トレッドパターンによる排水性能4。総合してウェットは3という評価です。
排水性が良いトレッドパターンで水たまりも安心して踏んでいけますが、なにぶん濡れた路面へのグリップ力は皆無と言ってもいいレベルです。
一般走行では支障はないグリップですが、サーキット走行などで雨で濡れた路面に使う場合は使い物にならないレベルと言えます。
ただし、まちなかレベルでは国産のスポーツタイヤと大差ないので、安心できるレベルですが、どちらにせよ濡れた路面には弱いゴム質のタイヤ(エコタイヤなどに似たゴム質)という印象です。
高速性能4.0点
高速性能というのはこのサイトでは、イマイチうまく表現できませんが(笑)、200km出してもなにの不安無いだろうと思える感じです。。
よれる、直進性が悪いなどという印象は皆無です。
今回のアライメントは自身で調整してるため、新品タイヤそのものの安定した直進性を発揮できました。
静粛性3.5点
国産の最高級プレミアムタイヤを5点とするならATR SPORTSの静粛性は3点から4点つけてもいいレベルではないでしょうか。
一応スポーツタイヤの部類であり、それなりのドライグリップをもたせつつ、かなり静かな車内を実現可能です。
今回装着した車体の180sxはやや遮音性が悪い車なので、排気音や風切り音が大きく、タイヤのノイズは聞こえにくかった。
しかし、メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンゴルフのような静粛性が高い次元にある車種にこのATR-SPORTSを装着すると、パターンからくるノイズや、タイヤからくる風切り音がノイジーに感じるかもしれない。
乗り心地4.0点
非常に良いです。
ゴム質は決してやわらかすぎるレベルではないのですが、硬いというレベルのものではないので再度ウォールがいい感じにサスペンション的はたらきを行える。
空気圧は2.1~2.4で使用したい。
(私は2.3で使ってます)
2.4を超えると、車重次第でゴツゴツ感が激しくなるのはどのタイヤも同じ。
乗り心地を考慮するなら
最新の高級車のように車重1.5トン超で強いサスとダンパー装着してる車種でもない限り、空気圧は2.3程度までに抑えたいところです。
燃費性能3.0点
タイヤそのものの転がり抵抗などは少ないです。
燃費性能は4点以上つけてもいいレベルですが、ドライグリップがそこそこ楽しめる性格のタイヤなので、どうしても「踏めるところでは踏んでしまう」。
そんなタイヤの性格も考慮すると、総合的な燃費性能は3点となるかも。
タイヤそのものの回転は非常になめらかで心地よいです。
ライフ:耐久性3.0点
サーキットで優れたタイムを出すためのタイヤではありません。
そのため、タイムアタック向けのタイヤのような柔らかさはない。
つまり、スポーツタイヤにしては固めのゴムで形成されるタイヤと路面の接地面。
持ちはいいほうだと思います。
総合評価 3.5点くらい
スポーティーな走行をするつもりはない。
しかし、急な危険回避や、走行と停止などの動きに、「一般レベルよりは高い安心感をもたせたい。」
そんな難しい要望に答えるいいタイヤと言えます。
今回はサーキットへ持ち込む予定はありませんが、サーキットで使うならドリフトのリアがいいところ。ATR-SPORTS2のようにトレッドが剥がれやすそうなパターンなのが気になりますが、フロント履きでサーキット走行するようなタイヤではない。
少なくともナンカンNS-2よりは安心感のあるドライグリップとウェット性能。エコタイヤよりも少しスポーティーで静粛性も大事にしているオーナーさんにオススメのタイヤです。
今回はフロントのみ装着してるため、よりシビアな判定となりましたが、個人的には「気持ちよく趣味のドライブを楽しめるタイヤ」という要望で悩みに悩んで選択したタイヤです。
ATR-SPORTS2も良いタイヤでしたが、こちらも良い感じです。
ほんの少し、雨のグリップを上げたいならATR-SPORS2。
雨の日はそもそも安全運転(ゆっくり走行)で急停止の可能性が低い。
そんな私のようなゆっくり走行ドライバーなら低価格で同程度のドライ性能と静粛性を持つこのATR-SPORTSでいいのではないでしょうか。
おすすめ車種
重量級セダン、スポーツカー、欧州車、軽量ハッチバック
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