中古で買ったワゴンRですが、新車から10年10万km走行なので、ショックアブソーバーを交換しました。その際、足元(フロント)からガタっ!ゴトン!という感じの異音が発生しました。
ガタッ!ゴトッ!異音の原因
ガタ!ゴト異音の原因は多くの車種の場合、スタビライザーリンク(以下スタビリンク)の異常という事例が多いようです。ワゴンRも同様です。
今回は段差を乗り越えた際にガタンゴトン系の異音が出ていたので
- アッパーマウント新品交換
- ショックアブソーバー新品交換
- スタビリンク新品交換
上記3箇所の部品交換を行いました。
それぞれ個別に試したたところ、異音の原因はスタビリンクの締め付け不良によるスタビリンクの破損ではないかと感じています。
スタビリンクは各車種用で4000円程度~5000円程度でネットで買えるので楽天でワゴンR用を購入しました。
必要な工具
ジャッキアップする道具以外で必要なものは以下です。
- 六角レンチ #5番
- 14mmメガネレンチ
- 17mmメガネレンチ
外すときはかなり固いのでインパクトレンチでガツンと外すと楽に進めれました。
スタビリンク交換作業
以下の作業は素人向けの内容です。
素人によるDIYではスタビリンクのナットを外す作業が非常に困難でした。
写真での解説が難しいので動画を作成しております。
使用するスタビリンク
楽天で購入しました
Amazonでも購入可能です
新品のスタビリンクは締め付けようのナットが17mmになってます。
(純正は14mmでした)
品番 M:42420-85K00
同じ品番で出てくるスタビリンクはいくつかのスズキ車で共通部品です。
スタビリンクの外し方
純正の場合は14mmのメガネレンチが必要です。
加えて、ナットの芯となるボルト部分が供回りするため、これを#5番六角レンチで廻り止めしながら緩める必要があります。
できればメガネのラチェット(板ラチェ)があると作業はかなり楽になると思います。
六角レンチを遣わすにスタビリンク(下部)を外そうとしても永遠に緩まない図
上下のナットを緩めるのに相当な回転数が必要なので頑張ってナットを緩めましょう。
初心者(DIY素人)の私でも基本的には簡単な作業ですが、なかなか緩まない、緩めてもなかなか外せない、という2重苦で苦しみました。
新品スタビリンクと比較
新品のスタビリンクはネジの部分が指で押しても動きません。
古いほうは指で押すとグラグラしています。
樹脂(ゴム)でカバーされた部分はボールジョイントのようになっているらしいので使用していくうちにグラグラする部品なんだそうです。
締め付け
異音の原因は締め付けが緩むことで発生します。
とにかくしっかり締め付けるためのコツ
スタビリンクを締め付ける際に、ジャッキアップした状態で締め込んでタイヤをつけて下ろしたあとに緩み安い感じでした。
そのため、ジャッキアップした状態で締め込む際は車載工具のパンタグラフジャッキなどでサスペンション下部(ナックル)を少し持ち上げて、スタビリンクから出ているネジ部分がまっすぐスタビライザーの穴(下の穴)とショックアブソーバーの穴(上の穴)に収まる高さに調整するといいでしょう。
ジャッキでナックルを持ち上げ微調整し、スタビリンクを上下の穴へ差し込みました。
その後、六角レンチで供回りを防ぎつつ、メガネレンチでナットを締め付けていきます。
緩み防止で締め込みが固くなるスタビリンクのネジ部分。
ナットの締付けはかなり固めです。
上下とも頑張って締め込んでいきます。
最終的にジャッキアップした状態で高さをあわせて締め込んだら、最後はタイヤをつけて地面にタイヤを設置した状態で増し締めします。
左フロントはハンドルを左いっぱいに切り込んで
右フロントはハンドルを右いっぱいに切り込んで
それぞれ、六角レンチとめがねレンチ(17mm)でガッチガチに締め込みました。
かなりキツめに締め込まないと走行中にナットが緩み、また同じようなガタンゴトン異音が出ます。
私はとりあえず、当面は17mmmネガネレンチと#5番六角レンチを車載工具とし積んでおき、緩んだら締め付け、問題なければ工具は倉庫に戻すというスタンスで足回りが馴染むまで工具を携帯しておきます。
六角レンチの選び方
下部のナットを外す際、かなり作業環境が狭いので六角レンチは下記の部分が長いものだと使えない可能性が高いです。私はアストロプロダクツでこれくらいのサイズのセットを購入して#5番を使いました。
六角レンチでもロングすぎるものではなく普通サイズかミニサイズのものをえらぶと使いやすいです。