プロや慣れた人なら「そんなの当たり前」
なんてことが
実は初心者には「なんじゃこりゃ?」の連発だったりします。
なので初めてのDIYデフオイル交換はシンドイの連発でした。
工具をそれなりに揃えたのでエンジンオイル交換DIYに続いてデフオイル交換もDIYでチャレンジしてみたが、
結果、かなりしんどかった。
交換作業自体はいつもネットやショップで見ていたのでわかってはいましたが、何分、腕力が不足すること、狭い場所でのトルク作業に不慣れなことが災いして大変でした。
強い力いれるシーンでは腰がヤバイです。
デフケースのドレンボルトがとても固くて開けるのにすごい格闘でした。
あとオイル注入する方のフィラーボルトもアームとマフラーの隙間から12.7sqのレンチ入れるのが苦しくて、そこでトルク掛けるのが辛かった。
どちらかというとこのフィラーボルトのほうが辛かった。
フィラーボルトを回すのがやり辛くて何度も
もうやめよう
と諦めました。
いや、
諦めそうになること4回。
せっかくジャッキアップしたんやから何とかやってみるか、、
と最終的にはドレンもフィラーもボルト外して交換に至りました。
ではDIYでデフオイル交換に使った便利な工具たちと一緒に作業の流れで出てきたシンドイことを紹介していきます。
今回使った工具
- フロアジャッキ 1台
- ジャッキスタンド2本
- 1/2インチ(12.7sq)ブレーカーバー
- FLAGドレンソケット外側六角24mm(四角12.7sq)
- 24mmロングメガネレンチ
- 交換用のデフオイル1.5リットルほどの量
という感じです。
作業手順で思った大変しんどい事4つ
作業の流れ全体を以下に書いてますが
その中で大変しんどいと思ったポイントを4つに分けて書き残しておきます。
しんどい1 ジャッキアップからのウマ掛けが難しい
デフケースにフロアジャッキあててジャッキアップするのはいいけど、ウマかけるポイントがうまく合わずに苦労した。500mmジャッキアップして400mmほどのウマをかけるのですが、リアのジャッキポイントの下にウマを設置して、そこに車体を下ろすとズレる。
輪留めなしでジャッキアップするとジャッキではなく車体が前後に動くのでウマ掛ける時に数センチほどジャッキ置いた位置からずれてしまう。
これをジェストフィットさせるのにだいぶ苦労した。。
何度も上げておろして微調整の繰り返しでした。
次からは輪止め使おうと思う。
しんどい2 オイルフィラーボルト緩めが難しい
デフオイル交換の際にはドレンボルトとフィラーボルトという2つのボルトを外す必要があるのですが、先にフィラー開けてあとでドレンを外す必要があります。
その理由はドレン開いてフィラーが緩まなければデフオイル開放したのにオイル注入が出来ないという恐ろし自体になるからです。
コレに注意しつつ作業開始。
今回買った工具類にある400mmブレーカーバーとドレンソケットが狭い隙間に入り込みボルトの穴にジャストフィット。
グリッ!と反時計回りに回すとすっと回った。さすが専用ソケットと感心。
しかし、その後緩んだボルトを回すのに試行錯誤。
狭すぎるスペース。
最初の開封で動いたボルトは角度にして40度~60度程度。
1/4回転もしていないので指で回すにはまだまだ締付けトルクが残りすぎている。
1/2インチのソケットレンチでチビチビ回そうと考えたが手持ちのレンチ類は頭がでかすぎてどれも入らない。
ネットで調べると270mmの延長ソケットを差し込んで車体外側からマフラーかわして突っ込むことでなんとか回せるような情報もあったが手持ちではそんなのない。
いろいろ悩んだ結果24mmメガネレンチにFLAGのドレンソケットを差し込んでボルトにあてがうとなんとかクソ狭いスペースながらも回転させることが出来た。
ドレンボルトは四角なのでちょびっと回しても差し替え出来ない、最低でも90度以上回せないと同じ角度でレバーを込めないのです。
そこで外側6角のドレンソケットを差し込んで回すことにより60度ほどの回転でレンチを差し替え出来る状態になる。
ただしクソ狭いスペースなので普通レンチだとドレンソケットに嵌まらない。
最終的に24mmのKTCレンチが活躍してドレンボルトを2周ほど回す。
あとはソケットを指で回して開封完了。
ヤッてみて思ったがドレンソケット使うなら24mmのコンビネーションレンチのほうが便利かもしれない。とりあえず専用ソケットとメガネの作用各が今回は手助けになった。
とにかくフィラーボルト緩めるのがめちゃ大変だった。
何度も諦めてはチャレンジして、、の繰り返しで
ここ2時間ほどかかった。
知らないと時間かかりますね。
外したフィラーボルト。
この野郎を摘出するのがしんどかった。。
しんどい3 ドレンボルト緩めが難しい
とにかく固かった。
アホみたいに固い。
日産のドレンボルトはテーパー状になってるのでどこまでも締め込める。このあたりは慣れたショップが適度の締め込みトルクで止めてるのですが、ここに固まった液体ガスケットも挟み込まれてるので腕力無いと開けられない。
400mmブレーカーバーとドレンソケット使った。
自分の腕力ではどうしようもなくなり諦めた。
しかし、いろいろ考えて最終的にブレーカーバーの柄の端っこに24mmのメガネレンチを突っ込んでテコの原理でパワーアップしてグリン!と開封できた。
2周ほど回せばあとは手で回せる。
この時もドレンソケットだけ突っ込んでクルクル回せたのでそこは楽ちんだった。
出てきたオイルはきれいだった
1ヶ月前に交換してサーキット走行1回と山道走行で1000kmくらい走っただけなので鉄粉はほとんど出てなかった。
ドレンボルトが外れると透明でピンクの美しオイルが
ドパーっと流れ出す。
モティーズのデフオイルを入れてたのでそういう色になってる。
あ、ちなみに、うちの180sxは32スカイラインのデフカバーが付いてます。。
たしかファイナル変えた際にプロペラシャフトと同時にデフケースごとスカイライン用にしてるのでそうなってるみたい。カバーはフィンがあるのでGT-Rと一緒っぽい。
なので真下にどばーっと出ます。
ピンクで透明でめちゃきれいなデフオイルが出てきた。
オイル抜き終わるまでにドレンボルトに液状ガスケット(シリコン)塗り塗り)。
流れ出る美しいオイルを眺めながら、
鉄粉もなく、まだ交換早かったかな?
3/7に交換して4/9やと早すぎか。。
と貧乏性が出る。
これ捨てるのもったいないなあ。。
まだトロンロロンに粘度あるし。。
もうちょい使えそうやなあ。。
と考えてると、
あ、
交換用オイル買うの忘れてた!
という重大なミスに気づく。。
しんどい4 デフオイル注入がマジしんどい
オイルを注入するサクションガンを工具のストレートで購入した。
なので
早速デフオイル交換や!
と喜び勇んで交換作業を進めてきました。
しかしオイル買い忘れたので出したのを再度注入しますw.。
そして
ついにサクションガン使うで~という場面でしたが、ここかなりキツイです。
サクションガンで85W-90のモティーズオイルを吸い込むのにとんでもなく腕力が必要。
苦労して吸い込んだはいいけどデフケースに押し込むのもすんごい腕力が必要。
キツイ。
マジ、キツイ。。
1回300ml~400mlほど送ったのかな。
この吸い込んで押し込む作業を数回したらデフケースからオイルが流れ出る。
注入作業が終わると
マフラー、デフケース、ロアアーム、地面などなど周囲がオイルまみれに、、w
たぶん200mlくらい周囲にこぼしてるはず。
注入時の腕力不足が原因でそこらじゅうにオイル撒き散らしました。
今回はやむを得ず出したオイルを再度吸い取り注入したわけですが全量で1.5リットルは必要なのでLSDデフオイル交換の際は2リットル用意したい。
手元にCUSCOの80w-90が500mlほど残ってたのでそれを追加してデフケースから溢れるくらいしっかりとオイルを戻せた。
やっとデフオイル交換、
というか出して入れ直す作業が終わった。
フィラーボルトの周囲に液体ガスケットをちょびっとだけ塗ってはめ込む。
これも狭いのでまあまあ大変でした。
作業完了!
時間にして4時間ちょい
時計を見ると午後8時すぎ。。
そこから撒き散らしたオイルを拭き取り
パーツクリーナーでデフ回りから地面まで丁寧に掃除。
初めてのデフ交換は準備から作業完了、清掃完了までで4時間半ほど。
次はやり方わかったので1時間くらいでできるかな?
う~ん、
作業が終わり、とても腰がいたいことに気づく。
寝転びながら変な力いれるので腰にも悪い。。
デフオイル交換はプロに任せるほうがいいのかな。。
費用の差は3000円~6000円程度。
ただ、自分で消費したオイルの具合見れるので自分でやりたいところですが。。
腕力鍛えるか。
おまけ、
工具専門ショップが大阪にあったので(ストレート)コーケンのボルト掴むタイプのソケットレンチ買ってしまった。サクションガン買いにいっただけなのに。。
今回購入したサクションガン。
店頭で購入したら4000円ほど。Amazonなら1700円ほどだった。
4000円出せるなら金属パイプのやつとかもっといいの買う方がいいです。
透明の樹脂製の長いチューブだとぶらっっぶらんして注入時に僕みたいにこぼしまくってオイルまみれになります。
手で支えるのが大変でした。。w
近々金属のやつに買い替えたい。
これの先っちょにビニールパイプ少し延長するくらいがベストかも。