アジアンタイヤを中心にハイグリップタイヤをいろいろ履き替えながら体感的に各メーカー、各銘柄でのグリップ感の違いを経験しました。その際、参考にしていたのがアジアンタイヤの販売ページに表記されているトレッドウェア(TREADWEAR)という数値です。
米国で販売されるタイヤにはタイヤの性能を見極める参考指標のひとつとしてUTQGというものの表記があります。TREADWEAR(耐摩耗性能)はそのUTQGにある3つの指標の中にある一つで「耐摩耗性」に関する指標です。
参考)おすすめのタイヤ一覧ここではトレッドウェアについて知るためにUTQGという米国で統一テストされる評価基準など、個人的にググって調べたこと、見つけた情報などをまとめています。すべてが正しい数値であるとは限らないので参考程度で御覧ください。
以下、
UTQG表示について
UTQG(Uniform Tyre Quality Grading)とはアメリカで行われる統一タイヤ品質等級基準テストの結果です。
テストは
- ウェット路面でのトラクション(牽引力)
- 温度変化での性能の変化(温度放散力)
- 所定の距離速度による耐摩性能
これらをテストしてグレード化したものです。
UTQG表示は(装着してるタイヤがアメリカでも使われてるものであれば)表示されています。
- Treadwear(耐摩耗性能)
40~460など数値によって表示され数値が大きいほど減りにくい。 - Traction(濡れた路面での牽引性能)
AA,A,B,Cで4段階評価。AAが最高Cが最低 - Tenperture(温度上昇に対する抵抗性能)
A,B,Cで3段階評価。Aが最高Cが最低
以上の3項目から成り立つ性能表示です。
外国のサイトでUTQGに関する詳しい解説があったのでGoogle翻訳でそのまま日本語にしてみました。
UTQGについて~海外サイトのGoogle翻訳
Treadwearトレッドウェアのグレード
UTQGトレッドウェアのグレードは、テストタイヤが標準化されたコース監視用タイヤと共に車両護岸内で走行する実際の道路使用に基づいています。車両はウェスト・テキサス州の指定された400マイルのテスト・ループを合計7,200マイルで繰り返し実行します。
車両は、アライメントセット、空気圧チェック、タイヤを800マイルごとに回転させることができます。
テストタイヤおよびモニタリングタイヤの摩耗は、テストの終了時および終了時に測定されます。
タイヤメーカーは、観察された摩耗率に基づいてトレッドウェアグレードを割り当てます。コースモニタリングタイヤにはグレードが割り当てられ、テストタイヤはその相対的なトレッドウェアを示すグレードを受け取ります。
100の等級は、テストタイヤ、200がトレッドが2倍長く続くことを示し、300が3倍長いことを示す限り、タイヤトレッドは持続することを示すであろう。
UTQGトレッドウェアグレードの問題点は、タイヤが7,200マイル走行したときにわずかなトレッドウェアを経験した後に割り当てられているため、タイヤメーカー側で解釈が可能であることです。これはタイヤメーカーがTreadwear Gradesを割り当てているときに生の服装データを外挿する必要があること、そしてその成績がある程度マーケティング部門の保守的か楽観的かをある程度反映できることを意味します。典型的には、単一のブランド内のトレッドウェアのトレッドウェアグレードを比較することは幾分有用であるが、異なるブランド間のグレードを比較することは有用ではない。
Tractionトラクショングレード
UTQG牽引の等級は、指定された試験面にわたるタイヤの滑り止めとしてのタイヤの直線湿潤牽引係数に基づいています。UTQGトラクションテストでは、ドライブレーキ、ドライコーナリング、ウェットコーナリング、または高速ハイドロプレーン耐性は評価されません。
トラクショングレードは、「スキッドトレーラー」の計装車軸に適切に膨張したテストタイヤを取り付けることによって決定されます。スキッドトレーラーは、湿ったアスファルトと湿ったコンクリート試験面上で一定の40mphでトラックの後ろに引っ張られます。そのブレーキは一時的にロックされ、アクスルセンサーは滑りながらタイヤの摩擦係数(制動力)を測定します。
このテストでは滑りタイヤを40 mph一定で評価しているため、タイヤのトレッドコンパウンドに重点を置き、トレッド設計には重点を置いていません。
1997年にUTQGトラクショングレードが改訂され、以前のA、B、Cのグレードに加えて最高性能のタイヤに新しいカテゴリーのAAが追加されました。以前はAグレードが入手可能であり、アスファルトで0.47g、コンクリートで0.35g以上の濡れ係数を提供するタイヤに与えられました。今日、等級とトラクション係数は次のとおりです。
トラクション
グレードアスファルト
g-Forceコンクリート
gフォースAA 0.54以上 0.38 A 0.47を超える 0.35 B 0.38を超える 0.26 C 0.38未満 0.26
残念ながら、タイヤバイヤーへのこの変更の即時の価値は限られています。AAグレードの使用は、規格が制定された後に導入された新しいタイヤに最初に見られ、その後、必要なウェットトラクションを全面的に有するタイヤに現れますが、シングルAが入手可能な最高グレードのときに導入されます。
Temperture温度(抵抗)グレード
UTQG温度グレードは、熱がタイヤによって生成および/または散逸される程度を示す。タイヤが効果的に熱を放散できない場合、またはタイヤが熱蓄積の破壊的な影響に抵抗することができない場合は、高速で走行する能力が低下します。グレードは、膨張したタイヤを大口径の高速ラボ用試験車に当てて、故障なしに高速で動作するタイヤの性能を測定することによって確立されます。
温度
等級スピード
(mph)A 115以上 B 100から115の間 C 85〜100
米国で販売されるすべてのタイヤは、85mphのスピードに耐える能力を示す「C」の評価を得ることができなければなりません。細部には多くの違いがありますが、この実験室のテストは、タイヤのスピード評価を確認するのに似ています。
残念なことに、米国で販売されているタイヤのテスト、ブランド、ラベル付けに費やされた費用のすべてについて、統一タイヤ品質グレード基準は、タイヤの性能について消費者に明確に伝えるという当初の目標を完全には満たしていません。たぶんタイヤはとても複雑で、その用途は非常に多様で、実績での実績を必ずしも反映しているわけではありません。
以上、米国のタイヤ通販サイトからそのまま引用させていただきました。
以下、
こんな感じでネットでUTQGについて、いろいろ調べてみました。
以下は個人的に気づいたことなど備忘録として書き残しています。
個人的な見解を交えつつ書き残しておきますので予めご了承ください。
トレッドウェア(TREADWEAR)とは
トレッドウェアとは耐摩耗性を数値化したものです。
下記一覧表に挙げた銘柄で比較すると
- 一般的なエコタイヤはトレッドウェア360~680とか数値が大きい
- ハイグリラジアルタイヤではトレッドウェア100~240
- サーキットユースのSタイヤ(TRACタイヤ)は40~100など基準値の100より低い
といった具合に、
よりグリップを必要とするタイヤの耐摩耗は数値が低くなってます。
TREADWEARの基準値を100とするとTW200のタイヤはTW100のタイヤよりも2倍の耐摩耗率という意味です。
単純に数値が低いからハイグリップだと決めつけるものではありません。
トレッドウェアはあくまでもタイヤの耐摩耗性能を表記したものです。
しかしながら、
この数値が低いほどグリップ力があることは実際に装着すれば誰でもわかることではないか?と思うのです。
TREADWEARを一覧で比較
このトレッドウェアについてさらに探ってみるとUTQG表示のあるタイヤを多く見つけました。アジア製タイヤを多く扱うタイヤ通販サイトのオートウェイでは積極的にこの数値について表示が施されています。
今回、個人的に気になってるタイヤや各メーカーの製品についてタイヤ通販店によるUTQGを調べてみたので一覧表にしました。
参照サイト
米国
日本
タイヤメーカー別比較UTQG一覧表
※ネットで拾ってきた数値のまとめ
メーカー | 銘柄 | TREADWEAR | Traction | Temperature |
NANKANG | NS-2R | 120 | AA | A |
NANKANG | AR-1 | 80 | AA | A |
NANKANG | NS-20 | 360 | A | A |
NANKANG | AS-1 | 340 | A | A |
NANKANG | NS-2 | 320 | A | A |
TOYO | R1R | 200 | AA | A |
TOYO | R1R(OLD) | 140 | AA | A |
R888 | 100 | AA | A | |
R888R | 100 | AA | A | |
MICHELIN | PilotSport3 | 320 | AA | A |
MICHELIN | PilotSport4 | 300 | AA | A |
MICHELIN | Pilotsports2 | 200 | AA | A |
BRIDGESTONE | Potenza RE11 | 200 | A | A |
BRIDGESTONE | Potenza RE71R | 200 | A | A |
BRIDGESTONE | Potenza S001 | 280 | A | A |
BRIDGESTONE | RE050 | 140 | A | A |
ATR | ATR SPORT | 400 | AA | A |
ATR | ATR SPORT2 | 400 | AA | A |
ATR | ||||
YOKOHAMA | ADVAN AD08R | 180 | AA | A |
YOKOHAMA | ADVAN SPORT | 180 | A | A |
YOKOHAMA | A048 | 60 | A | A |
YOKOHAMA | A052 | 200 | A | A |
DUNLOP | DIREZZA ZⅡStar | 200 | A | A |
DUNLOP | DIREZZA DZ102 | 460 | A | A |
DUNLOP | SP SPORTS MAX | 240 | AA | A |
DUNLOP | SportsMaxxRace | 80 | AA | A |
NEXEN | N FERA SUR4G | 200 | A | A |
NEXEN | CP671 | 440 | A | A |
NEXEN | N3000 | 360 | A | A |
NEXEN | N9000 | 260 | AA | A |
Hancock | Ventus V12 EVO2 | 320 | AA | A |
Hancock | Ventus R-S4 | 200 | AA | A |
Hancock | Ventus Z214 | 40 | C | A |
Continental | SportsContact3 | 280 | AA | A |
Continental | SportsContact5 | 280 | AA | A |
Continental | FORCECONTACT | 80 | AA | A |
KUMHO | Ecsta V720 | 200 | AA | A |
KUMHO | Ecsta V700 | 50 | AA | A |
KUMHO | Ecsta V700ACR | 200 | AA | A |
FEDERAL | 595RS-RR | 140 | AA | A |
FEDERAL | 595RS-R Racing | 140 | AA | A |
FEDERAL | SS-595 | 260 | A | A |
KENDA | KR20 | 300 | A | A |
KENDA | KR20A | 180 | AA | A |
PINSO | PS-91 | 320 | AA | A |
以上
トレッドウェアのグレードは単一のブランド内のトレッドウェアのグレード(評価)を比較することは幾分有用であるが、異なるブランド間のグレードを比較することは有用ではない。
とあるので
単純にトレッドウェア数値だけを見てどうのこうの言えないのですが、個人的な思いを以下に。
以下は個人的な見解です
個人的に感じるタイヤのグリップ性能とトレッドウェア
先に上げた一覧表は自身で過去に装着した経験のあるタイヤを一部含みます。その他ネットでググって調べた数値をまとめました。個人的に興味がある銘柄や購入時に比較対象にしたタイヤなどを一覧にしました。
実際にそれらを装着したタイヤの印象とUTQG表示の数値を見て思ったこと。
スポーツ走行目的としてみて個人的にUTQGに対して感じることは
- Treadwearの数値は低いほどピークのグリップ力は高いのではないか?
- Traction評価は多少参考になる
- Temperture(温度)評価はよくわからない
この3つです。
一言で言うと
スポーツ走行目的で見るならトレッドウェアは参考になるけど、Traction評価とTemperture評価はあんまり参考にならないのかなと思ったりもします。
気になるトレッドウェアと他の評価について
エコタイヤが削れにくく摩耗しにくいのは周知の事実ですよね。同様にサーキットユースでハイグリップラジアルタイヤがよく減ってよく喰い付くのも周知の事実ですよね。
そうやって見ると
摩耗しやすいタイヤほどグリップ力は高いに違いない。
そう思わざるをえないわけです。
しかし、Traction評価ではトレッドウェア数値が高いものがAA評価になっていたりトレッドウェア数値が低いものがTractionでC評価になっていたり。。
このUTQGのテスト自体が特定の速度、特定の路面でテストされてるためサーキット走行のようなハードユースでの評価として見ると、実際に装着した人のレビューや評価なんかと見比べた際に少々食い違いが出るようです。
サーキット走行では荷重移動による横方向のグリップ力やアライメントによる性能格差、サスペンションやブレーキなど総合した性能が加味された上で結果が問われるので個人や個別の車で評価が別れるのはしかたないところではあります。
グリップ性能のピークを評価するにあたっては一般道での評価などは参考になりにくいのかな?と思ったりもします。
この一覧表を作ってみて気づいたこと
Traction評価とTemperture評価
HancockのVentus Z214のようなトレッドウェア40という驚異的な摩耗をするタイヤがトラクション項目でCという最低評価が出てる。
レース用の柔らかいタイヤのはずなのになぜC評価?
これはおかしい。
と思ったのですが、
よく考えるとおかしくない。
UTQGのトラクション評価はウェットコンディションの評価だから。
しかしながらウェットでのトラクションがいいタイヤというのは多くの場合ゴムが柔らかくドライグリップもすこぶる高い事が多い。
そのためTraction評価はドライグリップの参考にもなるはず。
と思ったりもします。
溝がないタイヤなのでハイドロの評価が加味されてるのか?とも思いましたが、アクアプレーニングによる評価は無いと記載されてる。
ピレリのUTQG解説を引用
https://www.pirelli.com/tyres/ja-jp/car/find-your-tyres/all-about-tyres/tyre-markings
UTQGは、米運輸省が規定した、タイヤのトレッド摩耗、トラクション、耐熱性に関する基準です。リム径が13インチ以上の乗用車用タイヤに適用されます。冬用タイヤには適用されません。
トレッド摩耗:トレッド摩耗等級とは、政府指定テストコースの一定の管理条件下で行ったテストの摩耗率に基づいた比較格付けです。例えば、150等級のタイヤは、政府指定のコースで100等級に格付けされたタイヤの1.5倍摩耗します。しかし、タイヤの比較性能は実際の使用条件によって異なります。ドライビングの癖、整備状態、路面や天候なども様々ですので、基準値とは大きく異なる可能性があります。
トラクション:トラクションにはAA、A、B、Cの等級があります。アスファルト及びコンクリート路面の政府指定コースの一定の管理条件下で行ったテストで、路面が濡れた道路でのタイヤのストップ性能を格付けしたものです。Cの表示があるタイヤは、トラクション性能が低いということになります。注意:タイヤに表示されているトラクション等級は、直線コースのブレーキテストに基づいたものであり、加速、コーナリング、アクアプレーニング現象、トラクションのピーク性能などは考慮されていません。
温度: 温度等級にはA、B、Cがあります。これは、タイヤがどれだけ発熱しにくいか、どれだけ熱を放出できるかなどを、実験室のテストホイールに装着して一定の条件下でテストしたものです。高温状態が長く続くとタイヤの品質が落ちて寿命が短くなります。また、過剰な熱は突然のタイヤトラブルを引き起こす可能性があります。C等級は連邦自動車安全基準No.109によって全ての乗用車タイヤに義務づけられている基準です。B等級とA等級は、政府が法律のよって定める最低レベル以上の性能を実験室のテストホイール上で証明したタイヤです。注意:この温度等級は、適正に充填されたタイヤを過度な負荷をかけずにテストした結果の格付けです。過剰なスピード、十分に充填されていないタイヤ、過度な負荷などは、タイヤの発熱につながり、タイヤがトラブルを起こす可能性があります。
Traction評価は
あくまでもブレーキング性能を評価したものですが、ウェットでの制動力があるタイヤはドライでも相当な能力を発揮するはずです。
Traction評価とTemperture評価は参考にならないのか?
Sタイヤを例に考えると
レース用のSタイヤは熱が入らないとグリップしない。
グリップしないどころか低温時はエコタイヤよりも危ない(止まらない)などと表現する人もいます。実際は銘柄によって特性はいろいろあると思いますが、これもサーキットユースのドライバーならよくご存知なことかと思います。
Traction評価とTemperture評価について
タイヤのグリップと熱の関係、溶けるほどの熱を入れずタイヤ自体が低温で60kmとか100kmくらいの低速でただタイヤを回転させるだけならエコタイヤもハイグリラジアルもグリップ力の大きな違いは出にくい。そのため、上記表でのハイグリップタイヤとエコタイヤで見るところの評価が似ているのか?
このUTQGというのは、
そもそもタイヤが溶けるほどハードな走行でのテストではない。
と考えると納得がいきます。
Traction評価とTemperture評価については
ウェット路面でのちょっとしたトラクション評価と実験室で装着されたタイヤの耐発熱放熱性の評価。それらを限界付近で評価してるものではないからどれも似たような評価になる。
つまり、このTraction評価とTemperture評価は市販タイヤとして最低限の規格をクリアしてるかどうか?の目安にすぎない。
熱が入ってグリップ力が出るタイヤなどを探す際の目安にはなりにくいと言える。
しかし、トレッドウェア評価は参考にしやすいし、体感もしやすい。トレッドウェアが低いハイグリラジアルで街乗りなんかしてるとやたらとタイヤが減りますよね。
そう、
このUTQGはエコタイヤもハイグリラジアルもSタイヤも同じ統一したテストで評価されてるため
Traction(トラクション)のAA
や
Tenperture(テンパラチャー)のA
などはエコタイヤでもハイグリラジアルでもどれも同じような評価になる。
4段階評価なので仕方ないところでしょう。
とはいえ、
ウェット路面の制動力についてはAAとAでは体感できるほどの違いはあるはずです。
それでも4段階評価の2つのグレードTractionとTempertureについては個人的にタイヤ購入時の性能目安にはしにくい印象を受けます。
何が言いたいのか?
TREADWEARグレードは参考になる
UTQGにおけるTraction評価とTemperture評価はあまり参考にならないが、
TREADWEAR(トレッドウェア)は参考になる。
各タイヤによって大きく数値が異なるし、体感しやすいのではないか?
トレッドウェア=どれだけ削れにくいか?(減りやすいか?)の指標です
なのでスポーツ走行を目的としたグリップ力を求めて評価する際は参考にしやすいのではないかと思います。
自分で装着したタイヤとUTQG一覧で見る数値なんかを見比べると。
Traction評価とTemperture評価は参考にならないと思うけどサーキット走行においてはトラクション評価AAのタイヤは低温時からグリップ力を感じやすく、トラクションA評価のタイヤは少々熱をいれたほうがグリップ力を感じやすいという印象も受けます。タイムアタックにはトラクションAA、レースにはトラクションAを選ぶというのもありかも。
などと思ったりもします。
ただの個人的な感想です
今回TOYO R1Rを1年ぶりくらいで購入しましたが、当時トレッドウェア140だった(はず)のR1Rが今はトレッドウェア200になっている。確かに耐摩耗性能は向上したのかもしれないがグリップ力は低下してると感じる。気のせいかな?数値によるプラシーボ?
世間の評価でR1R以下とされているナンカンNS-2Rトレッドウェア120のほうがドライ路面のグリップ力を感じる。たまたまかな?w気のせいかな?
摩耗という日本人が嫌いそうな数値
現在、たまたまナンカンのNS-2、NS-20、NS-2R、MICHELINパイロットスポーツ3、TOYO R1Rが手元にあるので比較しやすいのですが、個人的にはこの表にあるトレッドウェアの数値は参考にはなると思ってます。(寄せ集めなので正確性は保証できませんが、、)
このトレッドウェアの数値が低ければ低いほどブレーキングでの制動距離は短くなるし、トレッドウェアの数値が低いほどFF車に装着した記憶では急発進時のキュルキュル音も出にくくなると感じる。
グリップ力の指標なんて、一部ユーザーしか求めてないかもしれないけど、国産タイヤについても購入時にグリップ力の評価基準としてトレッドウェア(耐摩耗性)の数値が確認できればいいのになと思ったりします。
トレッドウェアは摩耗のしやすさの指標です。
そのため、数値により「摩耗のしやすさ」が具現化されるとタイヤの銘柄に酔っては売れにくくなるのかもしれない。しかしながらスポーツ走行を目的とするタイヤには是非ともアメリカのUTQGみたいに他社製品との統一比較になるような規格基準を設けて表示してほしいなと思ったりします。
UTQGはアメリカでの統一テスト基準なので日本製のタイヤでは表示されてないことが多いです。
日本の国産メーカーは宣伝用のコピーライティングによって印象的なタイヤ性能を謳っていますが実際に数値化したテスト結果などは各社統一されておらずバラバラです。
消費者側の意見としては、できれば統一された基準で比較したいですよね。。
あくまでも摩耗の早さを示す数値ですが、、
トレッドウェアはあくまでも耐摩耗性の表示です。
トレッドウェアはメーカごとに評価が違うため異なるメーカー間で比較はできない数値です
とは言え、
とか思ったりもしますw。
日本のタイヤメーカーさんも、アジアの実力タイヤメーカーみたいに積極的にTREADWEAR表記して欲しいな、、他のブランドと比較できる指標のような数値が見れたらいいな、、と思う今日このごろです。
最近買ったタイヤ